漢字から学ぶ鳥の名前クイズ【第1回】この鳥、なんでしょう?10問

漢字から学ぶ鳥の名前 ・ 第1回

「鳰」。この一文字を見て、どんな鳥が思い浮かびますか?

鳥の名前を漢字でたどると、姿や鳴き声、暮らし方のヒントが見つかります。今回は、筆字を見て鳥を当てる10問。わからないときはヒントを開き、答えのイラストで姿を確かめてみましょう。

読み方がわからなくても大丈夫。答えを見て「なるほど!」と思ったら、その発見を一つ持ち帰ってください。

QUESTION 01 / 10

第1問 この鳥、なんでしょう?

第1問の筆字:鳰。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この漢字が表す鳥は、何でしょう?

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水面から、すっと姿を消す小さな水鳥です。

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正解:カイツブリ(古名:ニオ)

水面と水中のカイツブリ。同じ鳥が潜る前後の姿を表したイメージです。
水面と水中のカイツブリ。同じ鳥が潜る前後の姿を表したイメージです。

漢字からわかること。「鳰」は「にお」と読み、カイツブリの古い名前を表します。「入」と「鳥」を組み合わせた、日本でつくられた漢字です。意味は「水に入る鳥」。小さな字の中に、得意技まで書き込まれているのですね。

鳥の姿と暮らし。カイツブリは、池や湖で見られる潜水上手な水鳥。水面に浮かんでいたと思ったら、すっと潜り、離れた場所から顔を出します。見ているこちらは「今度はそっち!?」と大忙しです。

覚えるひとこと
「入」+「鳥」=水に入る鳥。読みは「にお」、鳥はカイツブリ。

参考:漢字ペディア「鳰」 / サントリー「カイツブリ」

QUESTION 02 / 10

第2問 この鳥、なんでしょう?

第2問の筆字:啄木鳥。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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「啄む」は「ついばむ」。木に注目してみましょう。

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正解:キツツキ

木をつつくコゲラ。キツツキの仲間の一例です。
木をつつくコゲラ。キツツキの仲間の一例です。

漢字からわかること。「啄」は「ついばむ」という意味です。「啄木鳥」は、木をついばむ鳥という意味の表記。音読みなら「タクボクチョウ」ですが、鳥の名前として「キツツキ」とも読みます。木をつつく姿を思い浮かべると覚えやすいですね。

鳥の姿と暮らし。キツツキは一種類だけの名前ではなく、コゲラやアカゲラなどの仲間をまとめた呼び名です。絵は小さなコゲラ。太い木や古い木があれば、住宅地の公園でも見られます。近所にも、小さな「啄木鳥」がいるかもしれません。

覚えるひとこと
木をつつく鳥 → 啄木鳥。

参考:漢字ペディア「きつつき」 / 日本野鳥の会「コゲラ」

QUESTION 03 / 10

第3問 この鳥、なんでしょう?

第3問の筆字:目白。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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顔に、白い輪があります。

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正解:メジロ

白い輪になった、目のまわりの羽毛に注目。
白い輪になった、目のまわりの羽毛に注目。

漢字からわかること。名前のヒントは、目のまわりの白い羽毛。「目」と「白」を組み合わせると、鳥の顔の特徴が伝わります。白いのは目玉そのものではなく、目を囲む輪の部分です。

鳥の姿と暮らし。メジロは黄緑色の小鳥で、花の蜜もよく食べます。枝にとまる姿を見つけたら、目のまわりに注目してみましょう。まるで白い眼鏡のような輪が、見分ける手がかりになります。

覚えるひとこと
目のまわりが白い → 目白。

参考:サントリー「メジロ」 / キヤノン「メジロ」

QUESTION 04 / 10

第4問 この鳥、なんでしょう?

第4問の筆字:百舌。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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さまざまな鳥の声をまねるのが得意です。

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正解:モズ

吹き出しの鳥は、いろいろな鳥の声をまねることを表したイメージです。
吹き出しの鳥は、いろいろな鳥の声をまねることを表したイメージです。

漢字からわかること。「百の舌」と書くのは、ほかの鳥の声をいろいろまねることに結びついています。舌が百本あるわけではありません。「百」は、声の種類が豊かだというイメージで覚えましょう。「百舌鳥」と書いてもモズです。

鳥の姿と暮らし。モズは、ホオジロやウグイスなど、さまざまな鳥の声をまねます。一羽なのに、いろいろな声を聞かせてくれる、野鳥界のものまね上手。絵の吹き出しは、その特技を表しています。

覚えるひとこと
たくさんの鳥の声をまねる → 百舌。

参考:福岡県「モズ(百舌)」 / バンガード「9月はモズ」

QUESTION 05 / 10

第5問 この鳥、なんでしょう?

第5問の筆字:翡翠。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

鳥の名前としては、何と読むでしょう?

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水辺の青い鳥。宝石の名前でも知られる漢字です。

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正解:カワセミ

カワセミの羽の色と、宝石のヒスイを並べたイメージです。
カワセミの羽の色と、宝石のヒスイを並べたイメージです。

漢字からわかること。「翡翠」は、鳥の名前では「カワセミ」、宝石の名前では「ヒスイ」と読みます。同じ二文字が、鳥にも宝石にも使われているのです。鳥の鮮やかな羽と、宝石の青緑色を結びつけると覚えやすいでしょう。

鳥の姿と暮らし。カワセミは、青い背中とオレンジ色のおなかが目を引く水辺の鳥です。長いくちばしも特徴。水辺で青い姿が飛んでいったら、飛び去る「翡翠」を見たのかもしれません。

覚えるひとこと
鳥ならカワセミ、宝石ならヒスイ。

参考:漢字ペディア「かわせみ」 / 漢字ペディア「ヒスイ」

QUESTION 06 / 10

第6問 この鳥、なんでしょう?

第6問の筆字:鴫。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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「田」と「鳥」が組み合わさっています。

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正解:シギ

田んぼの泥で餌を探すタシギ。シギの仲間の一例です。
田んぼの泥で餌を探すタシギ。シギの仲間の一例です。

漢字からわかること。「田」と「鳥」を組み合わせた、日本でつくられた漢字です。「田にいる鳥」という意味を表しています。「鳰」は水に入る鳥、「鴫」は田にいる鳥。並べて見ると、暮らしを漢字にした工夫が見えてきます。

鳥の姿と暮らし。シギも、一種類だけではなく仲間をまとめた呼び名です。絵は、その仲間のタシギ。田んぼや湿った場所などで見られます。シギの仲間には干潟や森を利用する鳥もいて、みんなが田んぼだけで暮らすわけではありません。

覚えるひとこと
「田」+「鳥」=鴫(シギ)。

参考:漢字ペディア「鴫」 / 日本野鳥の会京都支部「タシギ」

QUESTION 07 / 10

第7問 この鳥、なんでしょう?

第7問の筆字:鴛鴦。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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二つの漢字は、それぞれオスとメスを表します。

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正解:オシドリ

左は華やかな羽のオス、右は落ち着いた色のメス。
左は華やかな羽のオス、右は落ち着いた色のメス。

漢字からわかること。字の意味では、オスを「鴛」、メスを「鴦」といいます。二つ合わせて「鴛鴦」。同じ読み方の二文字をただ並べたのではなく、それぞれに役割があるのですね。

鳥の姿と暮らし。オシドリはカモの仲間です。図鑑でおなじみの華やかな羽のオスと、落ち着いた色のメスを見比べてみましょう。見た目はずいぶん違っても、どちらもオシドリ。漢字と絵をセットにすると、二文字の意味が記憶に残ります。

覚えるひとこと
「鴛」がオス、「鴦」がメス。合わせてオシドリ。

参考:漢字ペディア「鴛」 / 漢字ペディア「鴦」 / 三鷹市「オシドリ」

QUESTION 08 / 10

第8問 この鳥、なんでしょう?

第8問の筆字:雀。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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「チュン、チュン」と鳴く、身近な小鳥です。

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正解:スズメ

スズメのほおには黒い模様があります。
スズメのほおには黒い模様があります。

漢字からわかること。「雀」の下の部分にある「隹」も、鳥を表す漢字の部品です。漢字ペディアでは「隹」と、小さいことを表す「小」から成る字として説明されています。「鳥」という形がそのまま入っていなくても、鳥を表す文字なのです。

鳥の姿と暮らし。身近なスズメも、よく見ると特徴があります。茶色い頭と、ほおの黒い模様を確かめてみましょう。幼い鳥では模様がうすいこともあります。「知っている鳥」が、観察すると少し新鮮に見えてきます。

覚えるひとこと
「隹」も鳥を表す部品。身近な小鳥の雀。

参考:漢字ペディア「雀」 / 日本野鳥の会「スズメ」

QUESTION 09 / 10

第9問 この鳥、なんでしょう?

第9問の筆字:燕。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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二つに分かれた尾と、空中での虫とりが得意な姿を思い浮かべて。

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正解:ツバメ

虫を追うツバメ。二つに分かれた尾に注目。
虫を追うツバメ。二つに分かれた尾に注目。

漢字からわかること。「燕」は、ツバメが飛ぶ姿をかたどった象形文字です。「鳥」の字が入っていなくても、文字全体が鳥の姿に由来するのです。今の字体から昔の絵を想像するのは、ちょっとしたパズルですね。

鳥の姿と暮らし。ツバメは、細長い翼と二つに分かれた尾が目印。飛びながら虫をとらえ、建物には泥を使ったおわん型の巣をつくります。空を飛ぶ姿と、軒先の巣の両方を覚えておきましょう。

覚えるひとこと
飛ぶツバメの姿から生まれた字 → 燕。

参考:漢字ペディア「燕」 / 日本野鳥の会「ツバメ」

QUESTION 10 / 10

第10問 この鳥、なんでしょう?

第10問の筆字:梟。大きな筆を持つオチュンが紙の上にいます。

この鳥の名前、何と読むでしょう?

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丸い顔で、夜の森にすむ鳥です。

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正解:フクロウ

丸い顔と黒い目をもつフクロウ。
丸い顔と黒い目をもつフクロウ。

漢字からわかること。「梟」は、ふだんカタカナで見慣れているフクロウを表す漢字です。字だけでは見当がつかなかった人も、丸い顔の絵といっしょに見れば覚える手がかりになります。今回は「梟」と顔の形をセットで記憶してみましょう。

鳥の姿と暮らし。フクロウは、夜に活動してネズミなどの小動物を捕らえる鳥です。絵のフクロウは黒い目と丸い顔が特徴。「ボボー、ゴロスケホホー」と聞こえる低い声で鳴きます。最後の一問は、静かな森の鳥でした。

覚えるひとこと
丸い顔のフクロウを「梟」の字とセットで。

参考:漢字ペディア「ふくろう」 / 日本野鳥の会「フクロウ」

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問漢字答え覚えるヒント
1鳰カイツブリ(古名:ニオ)「入」+「鳥」=水に入る鳥。読みは「にお」、鳥はカイツブリ。
2啄木鳥キツツキ木をつつく鳥 → 啄木鳥。
3目白メジロ目のまわりが白い → 目白。
4百舌モズたくさんの鳥の声をまねる → 百舌。
5翡翠カワセミ鳥ならカワセミ、宝石ならヒスイ。
6鴫シギ「田」+「鳥」=鴫(シギ)。
7鴛鴦オシドリ「鴛」がオス、「鴦」がメス。合わせてオシドリ。
8雀スズメ「隹」も鳥を表す部品。身近な小鳥の雀。
9燕ツバメ飛ぶツバメの姿から生まれた字 → 燕。
10梟フクロウ丸い顔のフクロウを「梟」の字とセットで。

読めなかった字を一つ選び、鳥の絵を見ながらもう一度声に出してみましょう。次に図鑑で出会ったときには、漢字と姿がつながって見えるかもしれません。