【中央区】京橋図書館(本の森ちゅうおう)の訪問記録【中央図書館】

2022年12月に開館した新しくモダンな図書館です。中央区の中央図書館として38万冊以上の資料を揃えています。

目次

京橋図書館のレビュー

【資料の充実度】資料数38万冊の中央区立で最大の図書館。本棚に並んでいるものだけでなく、書庫にも多くの本があるので探している本が見つからないときはスタッフに聞いてみましょう。
【学習・作業性】座席数は500席以上で多く見えるが、デスク席は埋まっていることが多い。デスク席はライト・コンセントありですばらしい環境。Free Wi-Fi有り。
【居心地・雰囲気】建物自体が新しく本からトイレまですべてきれい。混雑し勝ちなので長時間の席の占有には不向き。
【アクセス】東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅 A3出口から徒歩1分
【独自性】2022年12月に開館した先進的な建物。「森を散策」するように動線が作られた唯一無二の図書館。
【おすすめ度】建物がきれいでデザインもGood!各フロアのテラスに植物があり、都会のオアシスにふさわしい図書館。混雑が玉にキズか。

京橋図書館基本情報

基本情報

開館時間・月曜 ~ 土曜日:9時00分~21時00分
・日曜日、祝・休日:9時00分~17時00分
休館日・毎月第3木曜日(祝・休日の場合は翌日)
・12月31日~1月2日(年末年始)
※特別整理・施設保守点検のための、臨時休館があります。
↓↓<<休館日は必ずチェック>>↓↓
京橋図書館休館カレンダー
https://www.library.city.chuo.tokyo.jp/contents?4&pid=11#no03
所在地〒104-0041
中央区新富1-13-14 本の森ちゅうおう 2~5階
TEL:03-3551-2151 FAX:03-3551-2711
交通機関【鉄道】
・東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅 A3出口から 徒歩1分
・東京メトロ有楽町線「新富町」駅 出口5から 徒歩6分
・都営浅草線「宝町」駅 A1出口から 徒歩7分
【バス】
・江戸バス(北循環)「八丁堀」駅から 徒歩すぐ
自転車置場・利用時間:月曜 ~ 土曜日:9時00分~21時00分
      日曜日、祝・休日:9時00分~17時00分
・駐輪場:54台(無料)

※公共交通機関の利用を推奨
※バイク置場なし
※「本の森ちゅうおう」ご利用以外の駐輪は控えてください
駐車場・利用時間:月曜 ~ 土曜日:9時00分~21時00分
      日曜日、祝・休日:9時00分~17時00分
・駐車場:24台(初回30分無料・以降30分ごとに200円)

※車高制限は2.5m
※バイク置場なし

館内の構成

6F
(屋上)
屋上展望台・屋上庭園(ベンチあり)
【開放時間】
・4月~10月:午後7時まで(午後5時閉館時は5時まで)
・11月~3月:午後5時まで
5F・ラウンジ1・2(自動販売機)
・一般書架、交流活動室、テラス
・窓際学習席(予約不要・持込PC可・電源あり)
・自動販売機
4F・レファレンスカウンター、一般書架
・一般学習室(要予約・持込PC可・電源あり)
・窓際学習席(予約不要・持込PC可・電源あり)
3F・メインカウンター、予約資料コーナー
・新聞雑誌コーナー(電子新聞あり)、Teensコーナー、一般書架
・一般学習室、グループ学習室、対面朗読室
2F・こどもコーナー、おはなしのへや、くらしのコーナー、図書除菌機
・地域資料室
・郷土資料館企画展示室
・つどいの森(屋外)
・授乳室
1F・ブックポスト、エントランスホール(イスとテーブル有り)
・カフェ『アンペア 本の森ちゅうおう』
 (食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13278204/)
・郷土資料館常設展示室
・多目的ホール

※各フロアのテラス開放時間
・4月~10月:午後7時まで(午後5時閉館時は5時まで)
・11月~3月:午後5時まで

利用カードは作っておいて損はなし!

中央区立の図書館は、区内に住所や職場がない方でも作ることができます

<図書館利用カードの作り方>
必要な物:本人の住所を確認できるもの(マイナカード・運転免許証・学生証など※コピー不可)
作成時間:5分程度

3Fメインカウンターに向かって右の窓際に「利用登録申込書」を記入する台があるので、申込書を記入してメインカウンターに持っていきましょう。

利用カードを作るとその場で中央区図書館サイトで使うためのパスワード登録をするか聞かれます。その場でやってもらってもいいし、家で自分で図書館サイトにアクセスしてパスワード登録をすることもできます。

利用カードは中央区立の4つの図書館で利用可能

ここで作成した図書館利用カードは中央区立の以下4つの図書館で資料貸出・予約席利用が可能になります。

■晴海図書館(最寄り駅:都営大江戸線「勝どき」駅徒歩15分) 
■日本橋図書館
(最寄り駅:東京メトロ日比谷線 「人形町」駅徒歩3分)
■月島図書館
(最寄り駅:東京メトロ有楽町線・都営大江戸線 「月島」駅徒歩1分)
■京橋図書館
(ココ)

借りた資料の返却は、上記の図書館ならどちらでも返却可能です。他にも返却用ブックポストは、中央区役所別館入口前シニアセンター シニアセンター入口・風除室内(シニアセンター開館時間内のみ)にあります。

京橋図書館あるある

京橋図書館は建物のデザインからもわかるように普通の町の図書館とは一線を画す図書館です。本を探しに行くだけではなく、ぜひこの建物の空間を楽しんでもらいたいです。

その1 階段が!階段が見つからない!

「本の森」というサブタイトルがつくように館内の造りは少し複雑です。ふつうの建物であれば3階→4階へ上がったときに5階への階段がすぐそばにあるものですがここは違います。階段に連続性がなく、1フロア上がったらフロアの平面を歩るいて上へ行く階段を探し、また上へ上がったらフロアを歩いて上へ行く階段を探し…を繰り返します。

階段の位置を覚えてしまえばなんということもないですが、初見のときはパニックになるかもしれません。ただこれは北側ガラス面にあるメイン階段でのお話です。ちゃんと1階から6階まで連続して上り下りできる階段が南側(ガラス面の反対側)に用意されているので安心してください。ただメイン階段に比べると少し暗くて単調な階段です。エレベーターも2機あります。

その2 いつもの図書館とちがう!

京橋図書館は自然光が差し込む森をコンセプトにした図書館です。自然をモチーフにしているので、場所によって本棚の置き方が違っていたり、変わったイスが置いてあったりと館内全体を歩いてみたくなる内装です。一般的な図書館のように、フロアに本棚が一様に並んでいるわけではないので最初は少し困惑します。

ふつうの図書館は本棚が通路に対し直角に設置してありますが、京橋図書館の一部のエリアでは通路に対して45°くらいの角度で本棚が並べられています。空間が広く感じられますが、通路に本棚の角がでっぱることになるので肩をぶつけないように気をつけよう。

その3 デスク席は混みがち

平日あさ9時30分ごろ行くとデスク席の8割がすでに埋まっていました。都心の一等地にある図書館だけに人は多いです。パソコン作業や資格の勉強をしている人が多そうな印象。一度、座ると2時間以上利用する人が多そうなので学習や作業目的なら開館時間の9時頃行くことをおすすめします。

私は図書館作業をよくしていますが、京橋図書館はさすがに席の倍率が高いのであまり長居はしないようにしています。ルール上、長居することはやぶさかではありませんが、個人的に背後で席を探して歩き回るデスク難民のプレッシャーを感じてしまいまして。

『森を散策するかのように、本と出会える図書館へ。』

京橋図書館「本の森ちゅうおう」は、地上6階、地下1階の立体回遊型図書館です。敷地は東西に細長い長方形で、北側半分は下水用の暗渠(あんきょ)が地下に通っていて、高い建物を支える杭を打つことができず、図書館の主要な建物は南側半分の敷地に建てられました。北側の敷地は駐車場と緑豊かな庭園として活用されています。

この敷地条件から、建物は南側に寄せて細長く建設され、その長手方向は北向きになりました。この北向き配置により、ガラス張りで自然光をふんだんに取り入れた開放的な建物でありながら、本が過剰な直射日光で痛むのを防げるというメリットがあります。

京橋図書館は限られた敷地内で中央区最大級の蔵書数約40万冊を収蔵するために、多層構造でフロア数を多くしており、内部は森の階層構造を模したデザインとなっています。各階で天井高や照明の色彩が変わり、それぞれのフロアで異なる雰囲気を感じられるよう工夫されています。

全体として、京橋図書館は「森」をコンセプトに、高いデザイン性と建築技術によって開放感あふれる居心地の良い空間を創り出しており、地域の人々に親しまれる複合施設となっています。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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