漢字で書かれた鳥の名前、いくつ読めるでしょうか。第2回は、空で歌う小鳥から、海を渡る大きな鳥まで10問。今回も、大きな筆を持ったオチュンと一緒に挑戦してみましょう。
読み方がわからなくても、字の形や鳥の特徴を手がかりに考えてみてください。「ヒントを見る」を開き、最後に「答えと解説を見る」で答え合わせ。漢字、イラスト、鳥の暮らしをセットで覚えると、図鑑を開くのがもっと楽しくなります。
QUESTION 01 / 10
第1問 この鳥、なんでしょう?

「雲雀」と書く鳥は、なんでしょう?
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草原や畑の上で、空高くのぼりながらにぎやかに歌います。
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正解:ヒバリ

漢字からわかること。「雲」に「雀」。二文字を一文字ずつ音読みするのではなく、まとめて「ひばり」と読みます。字を眺めると、雲に近づくほど高い空で小鳥が歌う場面が浮かびますね。これは姿と結び付ける覚え方。実際のヒバリにも、空へ舞い上がりながら歌う習性があります。
鳥の姿と暮らし。全長約17センチ。茶色の体に黒っぽい模様があり、頭には小さな冠のような羽があります。草地や畑などの開けた場所にすみ、オスは繁殖期に空高くのぼってさえずります。目立つ舞台は青空ですが、巣を作るのは地面。歌手のステージは空、マイホームは地上というわけです。
覚えるひとこと
雲のそばまで、歌いにのぼるヒバリ。
QUESTION 02 / 10
第2問 この鳥、なんでしょう?

この一文字で表す、春の歌い手は?
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おなじみの鳴き声は「ホーホケキョ」。でも、鮮やかな緑色の鳥ではありません。
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正解:ウグイス

漢字からわかること。「鶯」で「うぐいす」。上の部分が複雑で、下には「鳥」が入っています。略した形の「鴬」もありますが、今回の筆字は「鶯」です。書けなくても、まずは「上がこみいっていて、下に鳥」と見た目で覚えてみましょう。
鳥の姿と暮らし。体の色は、緑がかった地味な茶色。目のまわりにくっきりした白い輪があるメジロとは、別の鳥です。「ホーホケキョ」は繁殖期のオスのさえずりで、春だけでなく夏にも聞かれます。やぶの中では「チャッ、チャッ」という声を出すことも。歌声は有名人なのに、姿はなかなか見せてくれません。
覚えるひとこと
鶯はウグイス。声は華やか、姿はひかえめ。
QUESTION 03 / 10
第3問 この鳥、なんでしょう?

「四十雀」。数字が入ったこの鳥の名前は?
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白いほっぺと、胸からおなかに伸びる黒い「ネクタイ」が目印です。
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正解:シジュウカラ

漢字からわかること。「四十」の部分を声に出すと「しじゅう」。そこから「シジュウカラ」が思い出せます。「雀」の字があっても、スズメそのものではなく、シジュウカラ科の鳥です。名前の由来にはいくつかの説があり、「スズメが40羽集まった鳥」と決めつけないようにしましょう。
鳥の姿と暮らし。全長約14〜15センチの小鳥で、公園や庭でも見られます。黒い頭、白いほお、白いおなかを通る黒い帯が見分ける手がかり。オスはこの帯が太い傾向があります。木の穴などに巣を作り、巣箱を利用することもあります。きちんとネクタイを締めた姿ですが、お仕事は枝の間で虫探しです。
覚えるひとこと
四十でシジュウ、黒いネクタイのシジュウカラ。
QUESTION 04 / 10
第4問 この鳥、なんでしょう?

「鵯」と書く、身近な大きめの小鳥は?
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「ヒーヨ、ヒーヨ」とよく通る声。ほおのあたりに茶色い模様があります。
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正解:ヒヨドリ

漢字からわかること。左が「卑」、右が「鳥」で「鵯」。見慣れない漢字でも、二つの部分に分けると形をつかみやすくなります。ただし、「卑」という字から鳥の性格を決めるのは早とちり。ここでは字の組み合わせと「ひよどり」という読みを覚えれば十分です。
鳥の姿と暮らし。全長約28センチ。灰色っぽい体に長めの尾、少しぼさぼさした頭、茶色い耳のような模様が特徴です。果実や虫のほか、花の蜜も口にします。蜜をなめた拍子に、頭が花粉で黄色くなることも。黄色い帽子をかぶった新種かと思ったら、おやつの食べあとだった、なんてこともあるのです。
覚えるひとこと
卑と鳥で鵯。ヒーヨと鳴いて、花の蜜もぺろり。
参考:漢字ペディア「鵯」 / サントリーの愛鳥活動「ヒヨドリ」 / 宮内庁「ヒヨドリ」
QUESTION 05 / 10
第5問 この鳥、なんでしょう?

木へんのついた「椋鳥」。この鳥の名前は?
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黄色っぽいくちばしと足、白っぽいほおが目印。夕方、大きな群れになることがあります。
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正解:ムクドリ

漢字からわかること。「椋」は「むく」と読む木の名前。「椋鳥」は「むくどり」と読みます。「木へん」と、右側の「京」を見つけられれば、難しそうな字も少し身近に感じられますね。ムクドリは木の実も食べる鳥。字と木の実を一緒に思い浮かべてみましょう。
鳥の姿と暮らし。全長約24センチ。灰褐色の体で、顔の白い部分と、黄色からオレンジ色のくちばし・足が目立ちます。地面を歩いて虫を探し、果実も食べます。集団で夜を過ごす「ねぐら」には、たくさんの仲間が集まることも。一羽なら静かな一枚絵でも、大集合すると木全体がにぎやかな宿泊施設になります。
覚えるひとこと
椋は木の名前。白いほお、黄色い口と足のムクドリ。
QUESTION 06 / 10
第6問 この鳥、なんでしょう?

「鳥」が二つも入った「鶺鴒」。なんと読むでしょう?
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長い尾を上下に動かす鳥の仲間です。ハクセキレイ、キセキレイなどがいます。
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正解:セキレイ

漢字からわかること。「鶺鴒」は二文字合わせて「せきれい」。中国から伝わった表記です。両方の字に「鳥」が入っていますが、二羽セットでなければいけない、という意味ではありません。「セキレイ」は一種類だけの名前ではなく、いくつかの種類をまとめて呼ぶ名前です。
鳥の姿と暮らし。イラストは、街なかでもよく見られるハクセキレイの例です。白黒を中心とした体と長い尾が特徴で、水辺のほか、駐車場などの地面もすばやく歩いて虫を探します。止まっていても尾を上下にぴょこぴょこ。忙しそうな足取りと尾の動きを覚えると、遠くからでも「あの仲間かな」と気付きやすくなります。
覚えるひとこと
鶺鴒はセキレイ。長い尾を、ぴょこぴょこ。
QUESTION 07 / 10
第7問 この鳥、なんでしょう?

「鳶」と書く、空をゆったり旋回する鳥は?
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「ピーヒョロロ」という声。トンビとも呼ばれます。
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正解:トビ(トンビも正解)

漢字からわかること。「鳶」は「とび」、または「とんび」と読みます。上にあるのは「弋」という部分で、その下が「鳥」です。また、赤みのある茶色を表す「鳶色(とびいろ)」という言葉にも使われます。漢字を覚えると、鳥の名前から色の名前へ、知識が一つつながります。
鳥の姿と暮らし。翼を広げると約1.6メートルにもなる、茶色い猛禽類です。上昇する空気を利用し、あまり羽ばたかずに大きな円を描いて飛びます。尾を開いたとき、先が浅くへこんだ形になるのも見分ける手がかり。飛ぶ姿はのんびり見えても、くちばしは先が曲がった猛禽類仕様です。
覚えるひとこと
鳶色の翼で、ピーヒョロロ。トビもトンビも正解。
参考:漢字ペディア「鳶」 / サントリーの愛鳥活動「トビ」
QUESTION 08 / 10
第8問 この鳥、なんでしょう?

「隼」。この一文字で表す、空のハンターは?
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細くとがった翼を持ち、急降下して鳥をとらえます。新幹線の名前でもおなじみです。
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正解:ハヤブサ

漢字からわかること。「鳥」という形が見当たらなくても、ちゃんと鳥の漢字です。「隼」の上にある「隹」も、鳥を表す部分。「雀」などにも入っています。漢字ペディアでは、速く飛ぶ鳥を表した字と説明されています。読み方は「はやぶさ」。たった一文字でも、いかにも速そうです。
鳥の姿と暮らし。オスは全長約42センチ、メスは約49センチで、メスのほうが大きい鳥です。細くとがった翼で飛び、空中の鳥を追ったり、上空から急降下したりして獲物をとらえます。ほおの黒い線は、太い口ひげのよう。崖のほか、高い建物を繁殖場所に利用することもあり、都会の空にも現れるハンターです。
覚えるひとこと
「鳥」がなくても鳥の字。隹を見つけて、ハヤブサ。
QUESTION 09 / 10
第9問 この鳥、なんでしょう?

「昔」に「鳥」と書くこの鳥は、なんでしょう?
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カラスの仲間。白黒の体と、とても長い尾が特徴です。
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正解:カササギ

漢字からわかること。左に「昔」、右に「鳥」で「鵲」。「かささぎ」と読みます。「昔の鳥だから恐竜の仲間?」と想像したくなりますが、字の部品をそのまま生態の意味にしてはいけません。「昔と鳥の組み合わせ」と形で覚えて、長い尾の姿と結び付けましょう。
鳥の姿と暮らし。カラス科の鳥で、黒い頭と胸、白いおなか、長い尾が目立ちます。翼や尾の黒い羽は、光の当たり方で青や緑に輝いて見えます。木の枝を集めて作る巣は、上にも枝を組んだ屋根付きの形になるのが特徴。白黒の服に、光る尾、さらに屋根付きの家まで持つ、おしゃれな建築家です。
覚えるひとこと
昔+鳥で鵲。白黒の体に、すらりと長い尾。
参考:漢字ペディア「鵲」 / 柳川市「カササギ生息地」
QUESTION 10 / 10
第10問 この鳥、なんでしょう?

最後は三文字。「信天翁」と書く海の鳥は?
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長い翼で海の上を滑空します。成鳥は白い体、大きなピンク色のくちばし、淡い黄色の頭が特徴です。
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正解:アホウドリ

漢字からわかること。「信天翁」は、三文字まとめて「あほうどり」と読む難読の表記。「翁」は、おじいさんを表す字です。この表記は中国名に由来し、漢字ペディアでは、天にまかせ、魚を待つ白い鳥を老人に見立てた名前と説明されています。ただし、これは古い名前の説明。実際のアホウドリが、一日中じっとしているわけではありません。
鳥の姿と暮らし。翼を広げると2メートルを超える、大きな海鳥です。長く細い翼を広げ、海上の風を利用して遠くまで飛びます。成鳥は白い体に淡い黄色の頭、大きなピンク色のくちばしが目印で、若い鳥は全身が黒褐色です。地上の印象だけで付いた名前に反して、海の上では長距離飛行が得意な実力派です。
覚えるひとこと
信天翁はアホウドリ。読みにくい名に、海を渡る長い翼。
10問終わったら、答えを一覧で復習する
| 問 | 漢字 | 答え | 覚えるヒント |
|---|---|---|---|
| 1 | 雲雀 | ヒバリ | 雲のそばまで、歌いにのぼるヒバリ。 |
| 2 | 鶯 | ウグイス | 鶯はウグイス。声は華やか、姿はひかえめ。 |
| 3 | 四十雀 | シジュウカラ | 四十でシジュウ、黒いネクタイのシジュウカラ。 |
| 4 | 鵯 | ヒヨドリ | 卑と鳥で鵯。ヒーヨと鳴いて、花の蜜もぺろり。 |
| 5 | 椋鳥 | ムクドリ | 椋は木の名前。白いほお、黄色い口と足のムクドリ。 |
| 6 | 鶺鴒 | セキレイ | 鶺鴒はセキレイ。長い尾を、ぴょこぴょこ。 |
| 7 | 鳶 | トビ(トンビも正解) | 鳶色の翼で、ピーヒョロロ。トビもトンビも正解。 |
| 8 | 隼 | ハヤブサ | 「鳥」がなくても鳥の字。隹を見つけて、ハヤブサ。 |
| 9 | 鵲 | カササギ | 昔+鳥で鵲。白黒の体に、すらりと長い尾。 |
| 10 | 信天翁 | アホウドリ | 信天翁はアホウドリ。読みにくい名に、海を渡る長い翼。 |
読めなかった字を一つ選び、鳥の絵を見ながらもう一度声に出してみましょう。次に図鑑で出会ったときには、漢字と姿がつながって見えるかもしれません。