人生を良くする図書館の歩き方

図書館には、単に読書をたのしむだけではなく、人生を幸せに生きるための知恵がたくさん詰まっています。趣味や仕事のための知識を得たり、資格を取って今よりも収入を上げたり。人生で直面するさまざまな悩みに対する先人たちの知恵が集積しているのが図書館です。

今回は年間500回以上図書館に通っている私が、生活の質が向上する図書館の通い方をご紹介します。

目次

成果を明確にする

なんとなく図書館へ行くよりも、成果を必ず持ち帰る意識で図書館へ行く方が読書からの価値を引き出しやすいです。簡単なもので構わないので、図書館へ行く前に「図書館へ行く目的」を紙などに書き出して視覚化しておきましょう。

図書館へ行く目的を書き出そう

図書館へ行く前に、図書館から帰ってきた自分がどうなっていたいかを想像してみましょう。

 👧:カレーをいつもと違う材料で作りたいけどなにかいいアイディアはないかな。
 👨‍🦲:腹筋を鍛えたいから、筋トレの方法を学ぼう。
 👱:司馬遼太郎の短編を一つ読み切ろう

ポイントは、紙などに図書館へ行く目的を書き出して、「可視化」することです。図書館やネット空間のような情報量が多い場所へ行くと、つい目的と違う情報まで調べて時間を食いがちです。まずは図書館へ足を運んだ証として当初の目的に対する答えを出して、これも紙に書きましょう。

図書館で獲得したものを視覚化しよう

図書館で得た知識はすぐに紙に書いて視覚化しましょう。文章でもイラストでもOKです。間違っていても一行の文章でも構わないので自分の頭で理解したことを紙に書き起こしましょう。

これが図書館から持って帰ってきたお土産になります。自分の頭に取り入れたことをアウトプットすることで理解が進み、記憶にも残りやすいです。

得た知識をすぐに使ってみよう

ココが一番たいせつです。図書館での読書はアウトプットをするための単なる工程に過ぎません。学んだ知識は実践をすることではじめて身につくものです。アウトプットは時間がかかりますが、根気よく実践していきましょう。

Xやブログなどで得た知識を使って文章を書くことも効果的なアウトプットです。

新しい領域へのチャレンジ

図書館に通い続けると同じジャンルの本ばかり見てしまいがちになりますが、自分が全く知らないジャンルの本を見てみることも見識の幅を広げることにつながります。

見慣れないジャンルを立ち読み

立ち読みは落ち着きのない読書法に思われますが、短時間で集中して内容を理解しようとする心理が働くため、座っているときよりも効果的に読書ができる場合もあります。

身体的にも立ったまま読むことで血流が良くなり、脳の働きも活性化されやすいとされています(認知能力や集中力、判断力、理解力の向上)。

料理の本をふだん見ない人は図書館の料理本コーナーへ行けば、作ってみたいメニューを見つけることができるかもしれませんし、歴史に詳しくない人は歴史の本を手にとって見れば新しい発見があるかもしれません。

大切なことは「アウトプットを意識して本をよむこと」です。友達との会話のときに「最近こんな本を読んでこう思ったんだ」という世間話レベルで構わないので、アウトプットをする自分を想像しながら立ち読みをしましょう。

悩むより行動と実践

普段暮らしている中でわたしたちは人間関係や仕事、あるいは病気など様々な悩みを持っています。「最近ちょっと気になっているんだよね」程度の悩みでも本に相談してみると解決策が思い浮かぶかもしれません。

例えば職場の上司や後輩との関わり方について悩んでいるときは図書館で人間関係やコミュニケーションに関する本を読むと解決への手がかりが見つかるかもしれません。あるいは心を落ち着けるための趣味やセラピーの本で新しいことを始めるきっかけになるかもしれません。

そしてここでも大切なことは「実践すること」です。先程の例で言えば、コミュニケーションの本に「職場の苦手な人と世間話をしてみよう」と書かれていたなら次の出勤日にそれを実践してみるのです。忘れないように紙にそのことを書いておいて時間を置かずに実行することがコツです。やりたくない気持ちはわかりますが、実行し終わったときの自分の殻を破ったときの爽快感は格別です。話題は天気の話でも朝ごはんの話でもなんでもいいです。目標は「世間話をすること」なので一言二言でも話せば話が盛り上がらなくても上出来なんです。自分からアクティブに行動するわけですか心や話題の準備すらできるので勝ちの確定した勝負をしにいくようなものです。

と、言った具合に「少しハードルがあるが今の自分にできうること」を目標として実践していきましょう。

図書館へ行く上でやってはいけないこと

図書館は情報量が多いので目的意識を持っていかないと目移りしてしまいやすいです。ここでは図書館で意識してやらないことを決めて行くことで、限られた時間を有意義に使うようにしましょう。

本を厳選することに時間をかけない

私は小学校1年生の図書室での「本の貸出を体験する」授業でいつまでも借りる本を決められず、休み時間に食い込んでからようやく借りる本を決めたような優柔不断さでした。クラスでもっとも選択が遅かったんです。優柔不断は慎重さの裏返しですが、図書館にある本はどれも良いものなのでその中から時間をかけてより良い本を探すのは時間内でのパフォーマンスが悪いです。

知りたい情報のコーナーについたら5分以内で読む本を決めてしまいましょう。しばらく読んで自分に合わなかったら読むのを辞めて他の本にあたればいいのです。

合わない本を端から端まで読む必要はありません

本は目的を達成するためにあるので、生真面目にすべてを読む必要はないんです。本を読むのはそこから知識を得るというよりも「本を読みながら考えること」に価値があります。そこがインターネット検索との大きな違いとも言えます。

ネットで済ませられることはネットで済ませておこう

検索力やスピードだけを見れば、本よりもインターネット検索のほうがはるかに優れています。それでもなぜ本を読むかというと、本を読みながらじっくりと思考するためです。言葉の意味を表面的に理解するだけでなく、他人に説明できるところまで自分の中に落とし込むためです。その際にも必要なことはアウトプットしている自分をイメージしながら読書をすることです。

図書館では知識を習得するだけでなく深く思考することを心がけると同時に、思考の訓練をすることが大切です。

むやみに本を借りてこない

いい本を見つけるとついあれもこれも借りて家で読もうとしますが、それが問題の先送りにならないように注意しなければなりません。図書館に課題を設定して向かったものの、それに対する答えを出せなかったから家に持ち帰るといった利用の仕方はおすすめしません。「家でやろうはバカやろう」です。

短い答えで構わないので課題に対する答えを出してから図書館を出るべきです。図書館でやると決めた課題をやらないまま図書館を出ては、自分との約束事を破ることになります。自己肯定感が下がったり、作業に緊張感が失われてしまうことにつながりかねません。

本を借りるときも必ず読みきることができる冊数に留めましょう。冊数が多いとそれだけ部屋も脳内も散らかり、読みきれなかったときに自信を失う原因にもなります。資料が少し足りないくらいのほうが、次に図書館へ行く理由にもなり、新しい本との出会いの場を増やすことにつながります。

まとめ

図書館を有効活用するためには「目的の明確化」「知識のアウトプット」「新しい分野への挑戦」「即実践」が鍵になります。選書や時間管理を適切に行い、無駄なく自分の成長につなげましょう。図書館はただの本の集まりでなく、人生を豊かにする知恵の宝庫です。実践と継続で充実した図書館体験を目指してください。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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