鳥検定の勉強で見つけた!おもしろい鳥5選

鳥の名前や見た目を覚えていると、「へえ!」と驚く生態に出会うことがあります。

今回は、鳥検定の勉強中に見つけたおもしろい鳥を、漢字一文字で表現して紹介します。この記事でカッコ書きで使っている漢字はその鳥を覚えやすくするための目印です。

目次

1.アリスイ―「舌」―長い舌でアリをぺろり

アリスイは、長い舌でアリをからめ取って食べる鳥です。体の大きさに対して舌がとても長いことで知られています。アリスイの体長が約18cmなのに対し、舌の長さが10cmもあります。

名前は「アリを吸う」と書きますが、ストローで吸うわけではありません。長い舌を使って、アリをとらえます。アリたちからすると、地面を歩いていたら突然、長い舌がにゅるり……。びっくりする食事風景です。アリスイはキツツキの仲間ですが、木に穴を掘るのは得意ではなく、地上でアリを探します。

アリスイの学名 Jynx は、英語の「jinx(ジンクス=不運を招くもの)」の語源になったとされています。
アリスイが首をくねらせたり、体を固くしてヘビのように見せたりする姿は、昔の人には不思議で少し不気味に映ったのかもしれません。そこから、魔法やまじないと結びつけられたという説があります。小さな鳥の名前が、いまも使われる「ジンクス」という言葉につながっているなんて驚きですね。

2.ハチクイ―「蜂」―ハチを捕まえ、針を処理してから食べる

ハチクイは、名前のとおりハチを食べる鳥です。でも、食べものはハチだけではありません。トンボや甲虫など、飛んでいる虫も捕まえます。


ハチクイは見晴らしのよい枝に止まり、虫を見つけると、すばやく飛び立って空中でキャッチ。捕まえた虫をくわえて止まり木に戻ります。
ハチを捕まえた後は、すぐに丸のみするわけではありません。枝に何度か打ちつけたり、止まり木にこすりつけたりして、針や毒への対策をしてから食べます。食べる前に、枝を使ってひと仕事。ハチクイは「捕獲」だけでなく「下ごしらえ」もこなすのです。


ただし、ハチクイがハチを食べるときの細かな動きは、種類や場面によって異なります。「ハチの針を毎回きれいに抜き取る」と決めつけるより、枝に打ちつけたりこすったりして、危険を減らしてから食べる、と覚えておくのがよさそうです。
色あざやかな姿に、空中で虫を捕まえる飛行能力。そして枝を使った食べ方まで、見どころがいっぱい。

3.マイコドリ―「踊」―森のダンスでアピール

マイコドリは、中南米の森にすむ小さな鳥の仲間です。名前の「マイコ」は、舞を踊る人を意味する「舞子」。その名のとおり、オスがメスに見せる求愛ダンスで知られています。
ただし、マイコドリの仲間がみんな同じ踊りをするわけではありません。種類によって、枝の上で素早く飛び移ったり、羽をふるわせたり、音を立てたりと、アピールの方法はさまざまです。
たとえば、ワイヤーテールマイコドリのオスは、メスに見えやすい場所をダンスの舞台に選びます。舞台の落ち葉などを取りのぞいて、踊りのじゃまにならないよう整えることもあります。会場づくりまで自分でするなんて、森の舞台監督ですね。
種類によっては、複数のオス同士が息を合わせて踊るものもいます。メスが見ている前で、ジャンプしたり、すばやく枝から枝へ移ったり。ダンスの動きや声をじっくり見てもらい、相手に選ばれるチャンスをねらいます。
人間のダンス大会なら、衣装や照明も気になるところ。でもマイコドリは、羽と体の動きが勝負です。森の小さなステージで、今日もオスたちは「もう一回、決めポーズ!」と練習しているかもしれませんね。

4.モズ―「刺」―枝に獲物を刺す「はやにえ」

モズは、スズメくらいの大きさの鳥ですが、昆虫やカエル、小鳥などを捕まえる肉食のハンターです。獲物を見つけると、木の枝や電線などから飛び立って捕らえます。
モズの有名な習性が「はやにえ」です。捕まえた獲物を、とげや枝先に突き刺しておく行動です。バッタやカエルなどが枝に刺さっていたら、モズの「置きごはん」かもしれません。小さな体で、なかなか大胆な保存方法です。
ただし、はやにえをする理由は一つに決まっていません。あとで食べるための食料保存と考えられていますが、縄張りや繁殖との関係も研究されています。すべての獲物を必ず食べに戻るわけでもなく、はやにえを見つけても「これは食料庫だ」と断定はできません。
モズは、獲物を枝に固定することで、くちばしだけでは扱いにくいものを食べやすくしているとも考えられます。硬い部分を取り除いたり、少しずつ食べたりするのに役立つ場合もあります。まさに、枝を「食事用の道具」と「保管場所」に使う鳥です。
漢字では「百舌」と書きます。ほかの鳥の声をまねることがあるため、「たくさんの声を持つ鳥」という意味合いの名前になったとされています。鋭いハンターでありながら、声まねもする。モズはなかなか多才な鳥です。
はやにえを見つけても、さわらずにそっと観察しましょう。何の獲物か、どんな枝に刺さっているかを記録すると、モズの暮らしを知る手がかりになります。

5.カッコウ―「落」―ヒナが他人の巣の中をひとりじめ?

カッコウは、ほかの鳥の巣に卵を産み、その親鳥にヒナを育ててもらう「托卵(たくらん)」で知られています。巣の持ち主は、カッコウの卵だと気づかずにあたため、孵ったヒナにえさを運ぶことがあります。
驚くのは、カッコウのヒナが孵ったあとの行動です。カッコウのヒナは孵化したばかりのころ、目が見えず、羽毛もほとんどありません。それでも背中のくぼみに巣の卵やヒナを乗せ、巣の縁まで押し上げて外へ落とす行動が観察されています。
どうしてそんなことをするのでしょう。巣の中にほかのヒナがいると、えさを分け合うことになります。競争相手をいなくすることで、巣の親鳥から自分にえさをもらいやすくなると考えられています。生まれたてなのに、背中を使って巣を整理するとは……小さな体の大仕事です。
ヒナがくちばしで卵をつついて落とすのではなく、背中に乗せて巣の外へ押し出すところが大きな特徴です。

漢字一文字でふり返ろう

  • アリスイは「舌」――長い舌でアリをとらえる
  • ハチクイは「蜂」――ハチを捕まえ、針を処理して食べる
  • マイコドリは「踊」――求愛ダンスを見せる
  • モズは「刺」――獲物を枝に刺す「はやにえ」
  • カッコウは「落」――ヒナが宿主の卵やヒナを押し出すことがある

漢字を手がかりにすると、鳥の特徴も思い出しやすくなります。鳥検定の勉強では、名前だけでなく「どんな行動をする鳥なのか」も一緒に覚えていきたいですね。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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