漢字から学ぶ鳥の名前クイズ【第4回】この鳥、なんでしょう?10問

漢字から学ぶ鳥の名前 ・ 第4回

見慣れた鳥の名前も、漢字になると意外な顔を見せます。前回までとは重ならない10問を集めました。身近な鳥から、画数を数えるだけで一仕事になりそうな難しい字まで登場します。

まずは大きな筆字を見て、鳥の名前を考えてみましょう。迷ったら「ヒントを見る」を開いてください。答えの下には鳥のイラストと解説があり、漢字と姿をいっしょに覚えられます。読めなかった字との出会いも、このクイズの楽しみです。

QUESTION 01 / 10

第1問 この鳥、なんでしょう?

第1問の筆字:鳩。オチュンが筆で書いています。

「鳩」と書く鳥は、なんでしょう?

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「ポッポー」という鳴き声でおなじみ。公園や住宅地でも出会える鳥のなかまです。

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正解:ハト

キジバト。首の横のしま模様と、翼のうろこ状の模様を描いています。
キジバト。首の横のしま模様と、翼のうろこ状の模様を描いています。

漢字と名前のひみつ。「鳩」は、鳥を表す「鳥」と、音の手掛かりになる「九」を組み合わせた漢字です。「九羽いる鳥」という意味ではありません。このように、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせる作り方を「形声(けいせい)」といいます。絵のキジバトは「雉鳩」とも書き、羽の模様がキジのメスに似ていることが、名前の由来とされています。「キジという鳥に似た模様のハト」と知ると、翼の茶色いうろこ模様も、名前を覚える手掛かりになりますね。

鳥の姿と暮らし。絵は、野生のハトの一種・キジバトです。翼の茶色いうろこ模様と、首の横の細かなしま模様が目印。「デデッポポー」と聞こえる、ゆったりした声で鳴きます。街でよく群れているドバトとは別の種類で、住宅地の庭や公園の木でも見られます。「ハトだ」で終わらずに首と翼を見ると、ぐっと観察がおもしろくなります。ハトにも、ちゃんと見分けるためのおしゃれポイントがあるのです。

覚えるひとこと
九のとなりに鳥で「鳩」。キジバトは首のしま模様と翼のうろこ模様。

参考:漢字ペディア「鳩」 / サントリー 日本の鳥百科「キジバト」 / 日本野鳥の会東京「キジバトとオナガ」

QUESTION 02 / 10

第2問 この鳥、なんでしょう?

第2問の筆字:烏。オチュンが筆で書いています。

「鳥」にそっくり。でも一画違うこの字は、なんと読むでしょう?

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全身が黒く、「カーカー」などと鳴く鳥のなかま。よく見ると「鳥」にある横線が一本ありません。

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正解:カラス

ハシブトガラス。太い黒いくちばしと、盛り上がったおでこが特徴です。
ハシブトガラス。太い黒いくちばしと、盛り上がったおでこが特徴です。

漢字と名前のひみつ。「鳥」ではなく「烏」。上の方を見比べると、目に当たる横線が一画少なくなっています。漢字ペディアでは、カラスは体が黒く、目がはっきりしないことから、この線を省いた字だと説明されています。もちろん、本物のカラスに目がないわけではありません。字の中では、黒い体に黒い目がかくれんぼをしているようですね。

鳥の姿と暮らし。絵はハシブトガラスです。太いくちばしと、くちばしの上からおでこがこんもり盛り上がる形が特徴。似たハシボソガラスは、くちばしが比較的細く、顔つきも違います。カラスは昆虫や果実、動物の死体など、いろいろなものを食べる雑食の鳥。人の暮らしとぶつかることもありますが、自然の中では動物の死体を食べる役割も担っています。真っ黒な服で、森や街を歩く働き者です。

覚えるひとこと
「鳥」の目の線が一本かくれると「烏」。くちばしとおでこにも注目。

参考:漢字ペディア「烏」 / サントリー 日本の鳥百科「ハシブトガラス」

QUESTION 03 / 10

第3問 この鳥、なんでしょう?

第3問の筆字:雉。オチュンが筆で書いています。

「雉」と書く鳥は、なんでしょう?

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桃太郎のお供にも登場します。オスは赤い顔と長い尾が目立ち、日本の国鳥です。

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正解:キジ

キジのオス。緑色の体、赤い顔、長い尾を見やすく描いています。
キジのオス。緑色の体、赤い顔、長い尾を見やすく描いています。

漢字と名前のひみつ。「雉」は、鳥を表す「隹(ふるとり)」と、昔の音の手掛かりになる「矢」を組み合わせた形声文字です。『字通』では「矢」を音を表す部分として説明しています。意味を表す部分と音を表す部分に分けて見ると、複雑な漢字のしくみも少しずつ見えてきます。日本語の呼び名にも歴史があり、古い歌には「きぎし」が登場します。今も別名として「きぎす」「きぎし」が辞典に載っています。昔の人も、あの長い尾や大きな声に気付いていたのでしょうね。

鳥の姿と暮らし。オスはつやのある緑色の体、赤い顔、すらりと長い尾を持つ、なかなか派手な鳥です。一方、メスは茶色のまだら模様で、草むらでは目立ちにくい姿。河川敷や農地のまわりなど、草地と開けた場所がある環境で暮らします。オスの大きな「ケーン」という声に、びっくりすることも。地面を歩く姿がよく見られますが、ちゃんと飛べます。昔話のお供だけでなく、日本の身近な自然にも登場する鳥です。

覚えるひとこと
矢+隹で「雉」。オスの赤い顔と長い尾を思い出そう。

参考:漢字ペディア「雉」 / サントリー 日本の鳥百科「キジ」 / コトバンク収録『字通』『日本国語大辞典』「雉」

QUESTION 04 / 10

第4問 この鳥、なんでしょう?

第4問の筆字:鴇。オチュンが筆で書いています。

淡い桃色の羽を持つこの鳥。「鴇」はなんと読むでしょう?

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「朱鷺」とも書きます。赤い顔と、下に曲がった長いくちばしが目印です。

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正解:トキ(「ノガン」という読みもあります)

繁殖期以外のトキ。赤い顔と、翼の淡い桃色が見える姿です。
繁殖期以外のトキ。赤い顔と、翼の淡い桃色が見える姿です。

漢字と名前のひみつ。「鴇」は「とき」のほか、「のがん」という別の鳥の読みもあるので、「ノガン」と答えた人も漢字の読みとして正解です。トキには「朱鷺」「桃花鳥」という表記もあります。環境省の広報誌は、古くは「ツキ」「ツク」などと呼ばれ、羽の色から「桃花鳥」という名が付けられたと紹介しています。桃の花のような淡い桃色の鳥、というわけです。絵の翼の色を見ると、昔の人の気持ちがわかる気がしませんか。「朱鷺」と書いても、鳥の分類ではサギ科ではなくトキ科です。

鳥の姿と暮らし。トキは水田や湿地などで、ドジョウやカエル、昆虫などを探します。下に曲がった長いくちばしは、泥の中の食べ物探しにも活躍。環境省は、くちばしの先の鋭い感覚で、見えない場所の餌を探せると紹介しています。まるで泥の中を調べる探知機です。日本では保護と繁殖、放鳥の取り組みによって野生復帰が進んでいます。絵は白と淡い桃色がわかる、繁殖期以外の姿です。

覚えるひとこと
鴇=トキ。赤い顔、曲がるくちばし、とき色の羽。ノガンの読みも正解。

参考:漢字ペディア「鴇」 / 環境省「トキ」 / 環境省「トキは何を食べているの?」 / 環境省『エコジン』2009年5月号「トキ保護のあゆみ」(11ページ)

QUESTION 05 / 10

第5問 この鳥、なんでしょう?

第5問の筆字:鸛。オチュンが筆で書いています。

「鸛」と書く、大きな鳥はなんでしょう?

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白い体に黒い翼、長い脚。成鳥はくちばしをカタカタ打ち合わせて、仲間とやりとりします。

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正解:コウノトリ

コウノトリ。黒いくちばし、白黒の翼、赤い脚を描き分けています。
コウノトリ。黒いくちばし、白黒の翼、赤い脚を描き分けています。

漢字と名前のひみつ。「鸛」は、右に「鳥」が付く、とても込み入った字です。いきなり全部書こうとせず、まずは字のまとまりと読みを結び付ければ十分。「こうづる」という読みもありますが、鳥の分類ではツル科ではなくコウノトリ科です。名前が似ていても別のなかま。大きくて白い鳥を、ひとまとめに「ツル」と呼ばないようにしたいですね。

鳥の姿と暮らし。コウノトリは、魚やカエルなどを食べる大型の鳥です。日本で見られるコウノトリは黒いくちばしを持ち、赤いくちばしのシュバシコウとは別の種類です。成鳥は声で鳴く代わりに、上下のくちばしを打ち合わせる「クラッタリング」で仲間とやりとりします。立派なくちばしがカスタネットに早変わり。日本では一度、野生の繁殖個体群が失われましたが、飼育下で増やす取り組みや放鳥を通じて、再び野外で暮らし、繁殖しています。

覚えるひとこと
鸛=コウノトリ。日本のコウノトリは黒いくちばしでカタカタ。

参考:漢字ペディア「鸛」 / 東京ズーネット「ニホンコウノトリ」

QUESTION 06 / 10

第6問 この鳥、なんでしょう?

第6問の筆字:鶫。オチュンが筆で書いています。

「鶫」と書く鳥は、なんでしょう?

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冬の公園や芝生で、少し進んでは立ち止まり、胸を張る鳥。胸に黒っぽい斑点があります。

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正解:ツグミ

ツグミ。白い眉の模様と胸の斑点、胸を張る姿勢を描いています。
ツグミ。白い眉の模様と胸の斑点、胸を張る姿勢を描いています。

漢字と名前のひみつ。「鶫」は日本で作られた漢字で、このような字を「国字」といいます。左の部分は「柬」。よく似た「鶇」も「ツグミ」と読み、こちらの左は「東」です。漢字ペディアでは、「鶫」は「鶇」に似せて作られた字と説明されています。どちらかを見て「印刷ミス?」と思わなくても大丈夫。二つの表記を知れば、図鑑や文章を読むときの心強い味方になります。

鳥の姿と暮らし。ツグミは日本では冬によく見られる鳥で、公園や畑、芝生などで餌を探します。数歩進んではぴたりと止まり、胸をぐっと張る姿が特徴です。まるで「だるまさんがころんだ」を一羽で練習しているよう。白っぽい眉の模様と、胸から脇にかけての黒っぽい斑点も見分ける手掛かりになります。地面の虫を探したり、木の実を食べたりする姿を、少し離れた場所からゆっくり観察してみましょう。

覚えるひとこと
鶫も鶇もツグミ。冬の芝生で、進む・止まる・胸を張る。

参考:漢字ペディア「鶫」 / 漢字ペディア「鶇」 / サントリー 日本の鳥百科「ツグミ」

QUESTION 07 / 10

第7問 この鳥、なんでしょう?

第7問の筆字:鷽。オチュンが筆で書いています。

「鷽」と書く小鳥は、なんでしょう?

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名前は二文字。「本当」の反対の言葉と同じ音ですが、鳥の名前です。オスは頬から喉が赤くなります。

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正解:ウソ

ウソのオス。黒い頭、灰色の体、赤い頬と喉、短く太いくちばしが特徴です。
ウソのオス。黒い頭、灰色の体、赤い頬と喉、短く太いくちばしが特徴です。

漢字と名前のひみつ。「鷽」は「うそ」。同じ音でも、「嘘をつく」の「嘘」とは別の字です。画数が多く、ぱっと見ると頭がこんがらがりそうですが、下の「鳥」を手掛かりに、上の複雑な形とまとめて覚えましょう。名前については、昔、口笛を「オソ」と呼び、この鳥の声が口笛に似ているので「ウソ」になったという説があります。嘘つきだから付いた名前、というわけではないのです。

鳥の姿と暮らし。ウソは、黒い帽子をかぶったような頭と、短く太いくちばしを持つ小鳥です。オスは頬から喉に赤い色があり、メスはその赤色がなく、茶色みのある落ち着いた姿をしています。「フィー」と聞こえる、口笛のような声も魅力です。木の芽や種子などを食べ、ふくらみかけたサクラのつぼみをついばむこともあります。こちらが花見を待っている横で、一足早く「つぼみ見ランチ」を始めているかもしれません。

覚えるひとこと
鷽=ウソ。口笛のような声と、オスの赤い頬・喉が目印。

参考:漢字ペディア「鷽」 / サントリー 日本の鳥百科「ウソ」

QUESTION 08 / 10

第8問 この鳥、なんでしょう?

第8問の筆字:鸚鵡。オチュンが筆で書いています。

画数の多い二文字!「鸚鵡」は、なんと読むでしょう?

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かぎ形のくちばしを持つ鳥のなかま。言われたことを繰り返す「○○○返し」という言葉にも登場します。

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正解:オウム

オウムのなかまのキバタン。白い体と、立ち上がった黄色い冠羽を描いています。
オウムのなかまのキバタン。白い体と、立ち上がった黄色い冠羽を描いています。

漢字と名前のひみつ。「鸚鵡」は、字の音に目を向けると覚えやすくなります。「鸚」には「オウ」、「鵡」には「ム」という音読みがあり、合わせて「オウム」です。また、『字通』によると「鸚」は「鳥」と、音を表す「嬰(えい)」からできた形声文字。複雑に見えても、鳥だと知らせる部分と、音の手掛かりが組み合わさっているのです。『字通』には、昔の呼び名「ことまなび」も載っています。人の言葉をまねる鳥らしい名前ですね。今の「鸚鵡返し」という言葉にも、その特徴が表れています。

鳥の姿と暮らし。絵はオウムのなかまのキバタンです。白い体と、頭の黄色い冠羽(かんう)が目印。驚いたり興奮したりすると、この飾り羽を立てます。頭の上に「気持ちのアンテナ」があるようで、見ていて飽きません。くちばしは太く曲がり、足の指は前に二本、後ろに二本。枝をしっかりつかめる形です。人の言葉をまねすることもありますが、得意不得意には個体差があります。「オウムなら全員おしゃべり名人」というわけではありません。

覚えるひとこと
鸚鵡=オウム。「鸚鵡返し」と、キバタンの黄色い冠羽を結び付けよう。

参考:漢字ペディア「鸚鵡」 / 福岡市動物園「キバタン」 / おびひろ動物園「キバタン」 / 漢字ペディア「鸚」 / 漢字ペディア「鵡」 / コトバンク収録『字通』「鸚」

QUESTION 09 / 10

第9問 この鳥、なんでしょう?

第9問の筆字:孔雀。オチュンが筆で書いています。

「孔雀」と書く、華やかな鳥はなんでしょう?

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オスは目玉のような模様のある長い飾り羽を、扇のように広げます。

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正解:クジャク

インドクジャクのオス。目玉模様のある、長く伸びた上尾筒を広げた姿です。
インドクジャクのオス。目玉模様のある、長く伸びた上尾筒を広げた姿です。

漢字と名前のひみつ。「孔雀」は「クジャク」。読み方の手掛かりは、それぞれの字の音読みです。「孔」には、よく使う「コウ」のほかに「ク」という読みがあり、「雀」は「ジャク」と読みます。「ク+ジャク」と考えると、読めない鳥名から、少し親しみのある言葉に変わりませんか。「雀」という字自体は「小」と、鳥を表す「隹」からできています。ただし、「孔雀」という名前に「雀」があっても、クジャクはスズメの一種ではなくキジ科です。漢字の仲間分けと、鳥の分類は同じとは限らないのですね。

鳥の姿と暮らし。絵はインドクジャクのオスです。青い頭と首、その後ろで広がる目玉模様の飾り羽が目立ちます。実は、この長い部分は本当の尾羽ではありません。尾羽の上を覆う「上尾筒(じょうびとう)」という羽が長く伸びたものです。オスは繁殖期に広げて、メスにアピールします。メスは茶色みが強く、オスのような長い飾り羽を持ちません。あの豪華な姿は、一年中ずっと同じでもなく、繁殖期の後には長い飾り羽が抜け替わります。

覚えるひとこと
孔雀=クジャク。豪華な扇は、本当の尾羽ではなく長く伸びた上尾筒。

参考:漢字ペディア「孔雀」 / 仙台市八木山動物公園「インドクジャク」 / 平川動物公園「インドクジャク」 / 漢字ペディア「孔」 / 漢字ペディア「雀」

QUESTION 10 / 10

第10問 この鳥、なんでしょう?

第10問の筆字:金糸雀。オチュンが筆で書いています。

最後は三文字。「金糸雀」は、なんという鳥でしょう?

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黄色い飼い鳥のイメージでおなじみ。きれいなさえずりでも親しまれています。

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正解:カナリア(キンシジャクとも読みます)

黄色い品種のレモンカナリア。カナリアには白や赤などの品種もあります。
黄色い品種のレモンカナリア。カナリアには白や赤などの品種もあります。

漢字と名前のひみつ。「金糸雀」で「カナリア」。「キンシジャク」という読みもあるので、こちらも正解です。漢字の表記は中国での呼び名に基づくとされ、「金の糸のような羽の小鳥」と想像すると覚えやすいですね。一方、「カナリア」という名前そのものは、原産地の一つである大西洋のカナリア諸島の名に由来します。『日本国語大辞典』は、ポルトガル語の canaria から来た言葉として紹介しています。漢字からは羽の色が、カタカナの名前からは故郷の島々が思い浮かぶ鳥なのです。

鳥の姿と暮らし。カナリアはアトリ科の小鳥です。絵は黄色いレモンカナリアですが、カナリアは全部が黄色いわけではありません。野生のものをもとに長く品種改良され、黄色、白、赤など羽の色を楽しむ品種や、さえずりを重視する品種、巻き毛など姿に特徴のある品種が生まれました。名前の字からは金色を想像するのに、実際はなかなか多彩です。漢字の服は一着でも、本物の衣装箱にはいろいろな色が入っているのですね。

覚えるひとこと
金糸雀=カナリア。「キンシジャク」も正解。黄色以外の品種もいる。

参考:漢字ペディア「金糸雀」 / エキゾチックアニマル情報室「カナリアの品種」 / コトバンク収録『日本国語大辞典』『日本大百科全書』「カナリア」

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問漢字答え覚えるヒント
1鳩ハト九のとなりに鳥で「鳩」。キジバトは首のしま模様と翼のうろこ模様。
2烏カラス「鳥」の目の線が一本かくれると「烏」。くちばしとおでこにも注目。
3雉キジ矢+隹で「雉」。オスの赤い顔と長い尾を思い出そう。
4鴇トキ(「ノガン」という読みもあります)鴇=トキ。赤い顔、曲がるくちばし、とき色の羽。ノガンの読みも正解。
5鸛コウノトリ鸛=コウノトリ。日本のコウノトリは黒いくちばしでカタカタ。
6鶫ツグミ鶫も鶇もツグミ。冬の芝生で、進む・止まる・胸を張る。
7鷽ウソ鷽=ウソ。口笛のような声と、オスの赤い頬・喉が目印。
8鸚鵡オウム鸚鵡=オウム。「鸚鵡返し」と、キバタンの黄色い冠羽を結び付けよう。
9孔雀クジャク孔雀=クジャク。豪華な扇は、本当の尾羽ではなく長く伸びた上尾筒。
10金糸雀カナリア(キンシジャクとも読みます)金糸雀=カナリア。「キンシジャク」も正解。黄色以外の品種もいる。

読めなかった字を一つ選び、鳥の絵を見ながらもう一度声に出してみましょう。次に図鑑で出会ったときには、漢字と姿がつながって見えるかもしれません。