水面に浮かぶハスの葉。その上を、まるで水面を歩くように進む鳥がいます。レンカクです。
「葉っぱが沈まないの?」「どうして水の上を歩けるの?」その秘密は、体に比べてとても長い足指にあります。さらに、子育ての役割分担にも驚きの習性があるんです。
目次
長い足指で葉っぱの上を歩く
レンカクの足指は、体の大きさに比べてとても長く発達しています。長い足指で体重を広く分散させるため、ハスやヒシなどの浮いた葉の上を歩きやすいのです。
水の上を歩いているように見えますが、実際には水草の葉を足場にしています。揺れる葉の上を、長い足指でバランスを取りながら進む姿は、まるで湿地の忍者のようです。
葉っぱの上でごはん探し
レンカクは、水草の上や水面で食べ物を探します。水生昆虫や小さな無脊椎動物、水草の種子などを、くちばしでついばみます。
長い足指は、浮き葉の上を移動しながら餌を探すときにも役立ちます。レンカクにとって、水草の葉は道にも食卓にもなる場所なのです。
お父さんが子育ての主役?
レンカクは鳥の中でもめずらしい一妻多夫制で、メスが複数のオスと繁殖し、オスが卵を温めたり、ヒナの世話をしたりする習性が知られています。鳥の世界では、子育ての役割分担もさまざま。レンカクは、長い足だけでなく、子育ての方法もユニークな鳥です。
日本では珍しい鳥
レンカクは、インドから東南アジア、中国南部などに分布しています。日本では、南日本などにまれに渡来します。野外で出会えたら、長い足指や、浮き葉の上を歩く姿をじっくり観察してみたいですね。
鳥検定対策・ここを覚えよう
- 分類:チドリ目・レンカク科
- 特徴:とても長い足指で、浮いた水草の葉の上を歩く
- 食べ物:水生昆虫などの小さな無脊椎動物や、水草の種子など
- 子育て:オスが抱卵やヒナの世話を担う
レンカクの基本情報
- 和名:レンカク
- 英名:Pheasant-tailed Jacana
- 学名:Hydrophasianus chirurgus
- 分類:チドリ目・レンカク科
- 全長:約55cm
- 分布:インドから東南アジア、中国南部など
- 日本での見られ方:南日本などにまれに渡来
- 生息環境:ハスやヒシなどの水草が茂る湖沼や湿地
- 食べ物:水生昆虫や小さな無脊椎動物、水草の種子など
- 体の特徴:非常に長い足指。繁殖期には尾羽も長く伸びる
ミニクイズ
Q. レンカクが浮いた水草の葉の上を歩きやすいのは、どんな体の特徴があるから?
答え:足指がとても長いから。
長い足指で体重を広く分散させ、ハスやヒシなどの葉の上を歩きます。

コメント