鳥の名前を当てよう vol.21

鳥の名前を当てよう vol.21。従来の花と山と川の背景に、アカモズ・コミミズク・イワヒバリ・シマアジを配したアイキャッチ

日本で見られる野鳥をイラストで見分けるクイズ、第21回です。今回は201〜210問。これまで正解として出題していない10種を選びました。鳥の全身を見て名前を選んでみましょう。選択肢を押すと、その場で答えと解説が開きます。

※イラストはAI生成の手描き風です。同じ鳥でも性別・季節・年齢によって姿が異なるため、解説では描いた姿も示しています。

目次

201. この鳥の名前は何でしょう?

ブナの幹へ頭と胸を向けてつかまる雄のクマゲラ。赤い頭頂、黒い全身、淡い嘴と目、近い高さで幹をつかむ両足と幹に接する尾先が見える

鳥の名前を選んでください。

① ハシブトガラス

おしい!正解は「クマゲラ」です。 ハシブトガラスも黒い鳥ですが、太く曲がった黒い嘴をもち、頭頂は赤くありません。絵の淡色ののみのような嘴と赤い頭頂に注目しましょう。

② クマゲラ

正解です!

雄のクマゲラです。頭頂の赤色、全身の黒い羽、淡い黄白色の大きな嘴が目印です。日本最大のキツツキで、幹につかまるときは硬い尾羽も支えにします。雌は頭頂全体ではなく後頭部だけが赤色です。日本では北海道や東北地方北部の森林に生息し、アリなどを食べます。

③ アカゲラ

おしい!正解は「クマゲラ」です。 アカゲラには背や翼の白い模様と赤い下腹があります。絵では頭頂以外の羽が黒く、白い肩の模様もありません。

④ アオゲラ

おしい!正解は「クマゲラ」です。 アオゲラは背や翼が緑色で、腹に横じまがあります。絵は全身が黒いクマゲラです。

202. この鳥の名前は何でしょう?

高山の岩に立つイワヒバリ。灰色の頭と胸、黒い斑のある白い喉、赤茶色の脇、白い翼の模様と下嘴基部の黄色が見える

鳥の名前を選んでください。

① ヒバリ

おしい!正解は「イワヒバリ」です。 ヒバリは全体が褐色で、胸の縦じまや小さな冠羽が目立ちます。絵では灰色の頭と胸、赤茶色の脇が特徴です。

② カヤクグリ

おしい!正解は「イワヒバリ」です。 カヤクグリはもっと地味な灰褐色と茶色の鳥で、絵のような白い喉の黒斑や、はっきりした白い翼の模様はありません。

③ ビンズイ

おしい!正解は「イワヒバリ」です。 ビンズイは胸から脇に黒い縦じまが入り、白い眉斑もあります。絵では灰色の胸と、広い赤茶色の脇が目立ちます。

④ イワヒバリ

正解です!

イワヒバリです。灰色の頭と胸、黒い小斑のある白い喉、赤茶色の脇、翼に並ぶ白い模様が手がかりです。下嘴の付け根は黄色みを帯びています。名前にヒバリと付きますが、ヒバリとは別のイワヒバリ科です。本州の高山の岩場などで繁殖し、秋冬はより低い山地へ移動します。

203. この鳥の名前は何でしょう?

低い倒木にとまるカヤクグリ。灰褐色の頭と胸、黒い縦模様のある赤茶色の背、細く尖った嘴が見える

鳥の名前を選んでください。

① カヤクグリ

正解です!

カヤクグリです。灰褐色の頭や胸と、暗い縦模様のある赤茶色の背をもつ、地味な小鳥です。嘴は細く尖り、スズメのような頬の黒斑はありません。日本固有種で、高山の低木林などで繁殖し、秋冬には低い山のやぶでも見られます。「チリリッ」と鈴のような声で鳴きます。

② スズメ

おしい!正解は「カヤクグリ」です。 スズメは頬の黒い斑と黒い喉、太く短い嘴が目立ちます。絵にはそれらがなく、細い嘴と灰褐色の胸が見えます。

③ イワヒバリ

おしい!正解は「カヤクグリ」です。 イワヒバリは白い喉に黒い小斑があり、脇が広く赤茶色です。絵のカヤクグリは喉から胸が地味な灰褐色です。

④ ミソサザイ

おしい!正解は「カヤクグリ」です。 ミソサザイはさらに小さく、短い尾を上に立てる姿や細かな横じまが特徴です。絵は尾がやや長く、灰褐色の胸をもつカヤクグリです。

204. この鳥の名前は何でしょう?

春の池に浮かぶ繁殖羽の雄のシマアジ。茶色い頭を縁取る太い白い眉斑、細かな模様のある胸、銀灰色の脇と白黒の長い肩羽が見える

鳥の名前を選んでください。

① コガモ

おしい!正解は「シマアジ」です。 コガモの雄は目の周りから後頭部に緑色の模様があります。絵では緑の模様がなく、太い白い眉が大きな弧を描いています。

② トモエガモ

おしい!正解は「シマアジ」です。 トモエガモの雄は顔に緑・黄・黒などの入り組んだ模様があります。絵は茶色い頭に太い白い眉をもつシマアジです。

③ シマアジ

正解です!

繁殖羽の雄のシマアジです。茶色い頭の上から後頭部へ弧を描く太い白い眉斑と、銀灰色の脇が目印です。背から脇へ流れる細長い肩羽には白黒の模様があります。コガモほどの大きさのカモで、日本では主に春秋の渡りの途中、池や水田などに立ち寄ります。雌や雄のエクリプスはもっと地味な姿です。

④ ヒドリガモ

おしい!正解は「シマアジ」です。 ヒドリガモの雄は赤茶色の頭に、額から頭頂のクリーム色が目立ちます。絵では頭頂が暗色で、白い眉が目の上から後ろへ続きます。

205. この鳥の名前は何でしょう?

湖面に浮かぶ夏羽のハジロカイツブリ。黒い頭と首、赤い目、目の後ろへ広がる金黄色の飾り羽、赤茶色の脇、細く少し上向きの嘴が見える

鳥の名前を選んでください。

① ミミカイツブリ

おしい!正解は「ハジロカイツブリ」です。 ミミカイツブリの夏羽は、黄白色の飾り羽が目の上から後ろへ太い帯のように伸び、首も赤茶色です。絵は黒い首と、目の後ろの細い金黄色の羽が特徴です。

② ハジロカイツブリ

正解です!

夏羽のハジロカイツブリです。黒い頭と首、赤い目、目の後ろへ扇状に広がる金黄色の飾り羽、赤茶色の脇が特徴です。嘴は細く、少し上向きに見えます。日本には主に冬鳥として渡来し、冬羽では頬や目の後ろが白くなるため、絵とは印象が大きく変わります。

③ カイツブリ

おしい!正解は「ハジロカイツブリ」です。 カイツブリの夏羽は頬や首の赤茶色、嘴の付け根の淡色斑が目立ちます。絵のような金黄色の飾り羽はありません。

④ カンムリカイツブリ

おしい!正解は「ハジロカイツブリ」です。 カンムリカイツブリは長い首、白い顔、頭の黒い冠羽が特徴です。絵は顔と首が黒く、赤い目と金黄色の飾り羽が目立ちます。

206. この鳥の名前は何でしょう?

海岸の岩に立つ夏羽のエトピリカ。白い顔、目の上から後ろへ流れる金色の飾り羽、大きな橙色の嘴、黒い胸腹、三趾の橙色の水かきが見える

鳥の名前を選んでください。

① エトピリカ

正解です!

夏羽のエトピリカです。大きな橙色の嘴、白い顔、目の上から後ろへ流れる金色の飾り羽、腹まで黒い体が目印です。足は橙色で、前の3本の指が水かきでつながり、後ろ指はありません。北海道の一部などで繁殖する海鳥で、翼を使って水中でも泳ぎます。冬には白い顔や金色の飾り羽が目立たなくなります。

② ツノメドリ

おしい!正解は「エトピリカ」です。 ツノメドリも大きな嘴と白い顔をもちますが、腹は白く、目の上に小さな黒い突起があります。絵は腹まで黒く、長い金色の飾り羽があるエトピリカです。

③ ウミガラス

おしい!正解は「エトピリカ」です。 ウミガラスは細長い黒い嘴と白い腹が特徴です。絵のような大きな橙色の嘴や金色の飾り羽はありません。

④ ウミスズメ

おしい!正解は「エトピリカ」です。 ウミスズメは小型で、嘴は短く黒色、腹は白色です。絵は大きな橙色の嘴と黒い腹をもつエトピリカです。

207. この鳥の名前は何でしょう?

南の海の岩に立つ成鳥雌のカツオドリ。濃褐色の頭から胸と背、白い腹との明瞭な境、淡黄色の尖った嘴と顔、四趾が水かきでつながる足が見える

鳥の名前を選んでください。

① アカアシカツオドリ

おしい!正解は「カツオドリ」です。 アカアシカツオドリの成鳥は赤い足と青みのある嘴が目印です。絵では足が淡い黄緑色で、嘴も淡黄色です。

② オオミズナギドリ

おしい!正解は「カツオドリ」です。 オオミズナギドリは白っぽい頭に細かな斑があり、嘴の先はかぎ形です。絵は頭から胸が濃褐色で、嘴が長くまっすぐ尖ります。

③ ウミウ

おしい!正解は「カツオドリ」です。 ウミウはほぼ黒い体と先がかぎ形の嘴が目立ちます。絵は白い腹と、淡黄色のまっすぐ尖った嘴をもつカツオドリです。

④ カツオドリ

正解です!

成鳥の雌のカツオドリです。濃い褐色の頭・首・胸と白い腹の境目、長く尖った淡黄色の嘴が手がかりです。雌の顔の裸出部は淡黄色で、雄では青みが目立ちます。足は4本すべての指が水かきでつながる全蹼足です。日本では小笠原諸島や南西諸島などで繁殖し、海へ飛び込んで魚などを捕らえます。

208. この鳥の名前は何でしょう?

草地の地面に立つ雌のウズラ。丸い体と非常に短い尾、褐色のまだら模様と淡い縦線、黒い小斑のある胸、短い脚が見える

鳥の名前を選んでください。

① コジュケイ

おしい!正解は「ウズラ」です。 コジュケイは灰色の顔や胸、赤茶色の喉、大きな黒い脇の斑が目立ち、尾もウズラより長く見えます。絵は淡い縦線と短い尾が特徴です。

② ヤマドリ

おしい!正解は「ウズラ」です。 ヤマドリはずっと大きく、雄は赤茶色の体と非常に長い尾が特徴です。絵は小さく丸い体と、ほとんど目立たない短い尾をもつウズラです。

③ ウズラ

正解です!

雌のウズラです。丸い体、非常に短い尾、褐色のまだら模様に入る淡い縦線が見分ける手がかりです。雌の胸には黒い小斑があり、雄では頬や喉に茶褐色が目立ちます。キジの仲間で、草原や農耕地などの地上で暮らします。日本で野生のウズラを見られる機会は少なくなっています。

④ ヒバリ

おしい!正解は「ウズラ」です。 ヒバリは小さな冠羽や、ウズラより長い尾、細めの体つきが手がかりです。絵は丸い体と極端に短い尾をもつキジの仲間です。

209. この鳥の名前は何でしょう?

草地の枝にとまる雄の亜種アカモズ。赤茶色の頭と背と長い尾、白い額と眉、黒い過眼線、白い胸腹が見える

鳥の名前を選んでください。

① モズ

おしい!正解は「アカモズ」です。 モズの雄も黒い過眼線がありますが、背には灰色みがあり、翼の白斑も目立ちます。絵は頭から背・尾まで赤茶色で、白い額と眉が目立ちます。

② アカモズ

正解です!

雄のアカモズです。ここでは日本で繁殖する亜種アカモズの姿を描いています。頭から背・尾の強い赤茶色、白い額と眉、黒い過眼線、白い胸や腹が目印です。嘴の先は少しかぎ形で、小動物や昆虫を捕らえるモズの仲間です。背が灰色の亜種シマアカモズなどとは色合いが異なります。

③ オオモズ

おしい!正解は「アカモズ」です。 オオモズは頭や背が灰色で、白黒灰色を中心とした配色です。絵のように上面全体が赤茶色ではありません。

④ ノビタキ

おしい!正解は「アカモズ」です。 ノビタキの雄の夏羽は黒い頭と橙色の胸が特徴です。絵は赤茶色の頭、黒い過眼線と白い胸をもつアカモズです。

210. この鳥の名前は何でしょう?

草原の低い杭にとまるコミミズク。ほぼ丸い頭、短い羽角、目の周りの暗色部と黄色い目、淡い胸腹の縦斑が見える

鳥の名前を選んでください。

① トラフズク

おしい!正解は「コミミズク」です。 トラフズクは長く立つ羽角と橙色の目、複雑な虎模様が目立ちます。絵は羽角が短く、目が黄色です。

② フクロウ

おしい!正解は「コミミズク」です。 フクロウの目は暗色です。絵では明るい黄色の目とその周囲の黒っぽい模様が目立ちます。

③ アオバズク

おしい!正解は「コミミズク」です。 アオバズクも黄色い目をもちますが、頭や背はもっと一様な暗褐色で、絵のような淡い顔盤や翼のまだら模様とは印象が違います。

④ コミミズク

正解です!

コミミズクです。ほとんど目立たない短い羽角、黄色い目とその周りの暗色部、淡い胸や腹の縦斑が目印です。長い羽角と橙色の目をもつトラフズクと比べてみましょう。日本には主に冬鳥として渡来し、草地や河川敷、農耕地などでネズミ類などを捕らえます。夕方だけでなく、日中に活動する姿も見られます。

見分けるポイントを振り返ろう

眉や顔の模様、嘴の形、胸と腹の色の境目を組み合わせて見ると、似た鳥も見分けやすくなります。雌雄や夏羽・冬羽で姿が変わる鳥もいます。野外では大きさ、声、季節や環境も一緒に確かめてみましょう。

前の10問:鳥の名前を当てよう vol.20

解説の参考資料
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

図書館でブログを書くとある会社の社長。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次