動物園のフラミンゴはどうして飛ばないの?

動物園でフラミンゴを見て、こんな疑問を持ったことはありませんか?

「天井の柵がないのに、どうして飛んでいかないの?」

フラミンゴはダチョウやペンギンのような飛べない鳥ではありません。野生では、えさ場や繁殖地を移るために飛びます。長い首を前に、長い足を後ろに伸ばして飛ぶ姿は、とても優雅です。長距離を移動するときは、夜に飛ぶこともあります。

本来、飛ぶことが得意なはずのフラミンゴがなぜ動物園では飛んで逃げないのか。その理由を探ってみましょう。

目次

答えは「飛び立つための助走距離が短いから」

屋根のない展示場でフラミンゴが飛び出しにくい大きな理由は、飛び立つために必要な助走距離を取りにくいことです。

フラミンゴは体が大きく、その場からすぐに飛び立つのは得意ではありません。地面や水面を走るように助走して、少しずつ速度を上げてから空へ上がります。鳥の展示場について解説した資料では、フラミンゴが飛び立つには約25メートルの助走が必要とされています。必要な距離には状況による違いがありますが、長い直線を走れる場所が大切です。

だから、天井の柵がなくても、展示場に十分な助走路がなければ、フラミンゴは飛び立ちにくくなります。飛行機に長い滑走路が必要なのと、ちょっと似ていますね。

展示場には、飛び立ちにくくする工夫がある

展示場の形や広さは、フラミンゴが助走できる距離に関わります。たとえば、まっすぐ長く走れる場所がなければ、必要な速度まで加速しにくくなります。

また、飼育施設によっては、翼の風切羽を整えるなど、飛び出しを防ぐ方法をあわせて使う場合もあります。こうした飼育方法は施設によって異なりますが、屋根がないからといって、ただ自由に飛び立てるわけではないのです。

野生のフラミンゴは、空を移動する

野生のフラミンゴは、水辺でえさを探すだけでなく、環境の変化に応じて別の水辺へ移動することがあります。水が少なくなったり、食べものが得にくくなったりすると、よりよい場所を求めて飛び立ちます。

空を飛ぶときは、首を前に、足を後ろに伸ばします。水辺で片足立ちをしている姿とは、ずいぶん違って見えますね。

まとめ——飛べないのではなく、助走が必要!

動物園のフラミンゴが屋根のない展示場にいても飛び出さない主な理由は、飛び立つための助走距離が短く、必要な速度まで加速しにくいからです。展示場の形や飼育方法にも、それぞれ工夫があります。

フラミンゴは飛べない鳥ではありません。野生では、長い首と足を伸ばして空を移動します。次に動物園でフラミンゴを見るときは、展示場にどれくらいまっすぐ走れる場所があるか、観察してみるのもおもしろそうです。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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