F-4 ファントムⅡのこどもソラモン『ファムル』

空港の夕暮れどき。
遠くから「ゴオオオッ!」という大きな音が響いたかと思うと、黒い煙の中から小さな影が飛び出してきます。

その正体は、F-4 ファントムⅡにあこがれるこどもソラモン『ファムル』。

豹のような顔立ちに、小さなドラゴンの翼。
そしてしっぽの先からは、いつも黒い煙がふわふわと漂っています。

いたずら好きで、人なつっこい。
でも時々、煙の中にまぎれて姿を消してしまう不思議なソラモンです。

今回は、そんな『ファムル』の魅力をたっぷり紹介していきます。

目次

黒煙にまぎれる“亡霊ソラモン”『ファムル』登場!

ファムルの最大の特徴は、しっぽから吹き出す黒煙です。

この煙は、ただの煙ではありません。
ファムルの感情によって形や量が変わる、不思議な“亡霊の煙”なのです。

うれしい時は、煙がふわふわ丸くなります。
びっくりすると「ボフッ!」と大きく吹き出し、怒ると周囲が見えなくなるほど黒煙が広がります。

そしてファムルは、その煙の中に身を隠すことができます。

完全に透明になるわけではなく、煙の奥で黄色い目だけがキラリと光ったり、しっぽだけが見えていたり。
どこか不気味なのに、なぜかかわいらしい。

この“煙にまぎれる姿”から、空港では「ちいさな亡霊ソラモン」と呼ばれることもあります。

F-4 ファントムⅡらしさを受け継いだソラモン

ファムルは、伝説的な戦闘機『F-4 ファントムⅡ』の力を受け継ぐソラモンです。

F-4 ファントムⅡは、巨大なエンジンと豪快な飛行音で知られた歴戦の戦闘機。
特に、空へ飛び立つ時に出る黒煙は、多くの人の記憶に残っています。

ファムルの黒煙も、そこから生まれた能力です。

また、耳の形にも秘密があります。

ファムルの大きな耳は、F-4の空気取り入れ口“インテーク”をモチーフにしています。
空気をたっぷり吸い込み、体の奥にある小さなジェット器官へ送り込むことで、爆発的な加速を生み出すのです。

普段は小さくてかわいいファムルですが、走り出すとまるでジェット機。
黒煙を引きながら地面すれすれを駆け抜ける姿は、とても迫力があります。

人のそばが大好きな相棒

ファムルの体長は、およそ40cm。
少し大きめの猫くらいのサイズです。

人の肩に乗るには少し大きいですが、膝の上で丸くなるのが大好き。
整備士やパイロットの足元を、ちょこちょことついて歩く姿がよく見られます。

とくに好きなのは、エンジン音の近く。

飛行機のエンジン音を聞くと目をキラキラさせ、自分でも「ゴォォ…!」と真似をします。
でもまだ子どもなので、途中でむせて黒煙を「ボフッ!」と吹き出してしまうことも。

そんな失敗をしても、本人はどこか得意げ。
そこがまた、ファムルの愛嬌なのです。

眠る時には、喉の奥から小さなジェット音のような寝息を立てます。
「スゥゥ…ゴロロ…」という独特な音に、安心してしまう人も多いそうです。

いたずら好きだけど、さびしがり

ファムルは、とてもいたずら好きです。

黒煙に隠れて急に現れたり、整備道具を煙の中へ隠したり。
空港のあちこちで、小さないたずらを繰り返しています。

しかし、本当はとてもさびしがり。

誰もいない場所では、煙の量が少し減ると言われています。
人のそばにいると安心するため、信頼した相手にはぴったり寄り添って離れません。

また、ファムルは高い場所が好きです。

格納庫の上。
駐機中の飛行機の翼。
夜の空港の照明塔。

そんな場所から、憧れの飛行機たちをじっと眺めています。

特にF-4 ファントムⅡを見ると、黒煙をいつもより大きく吹きながら興奮するそうです。

いつか“ファントム”になる日まで

ファムルには夢があります。

それは、いつか立派な『ファントム』へ進化すること。

今はまだ小さな翼しか持っていません。
飛ぶのも少し苦手です。

でも、何度転んでも立ち上がり、黒煙を上げながら走り続けます。

爆音。
黒煙。
重厚な翼。

それらを受け継ぎ、いつか空を震わせる“歴戦の亡霊ソラモン”へと成長するのでしょう。

今日も空港の片すみで、黒煙をふわりと漂わせながら。

ファムルは、大好きな空を見上げています。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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