空港の地面をよく見ると、滑走路へ入る手前で黄色い灯火がピカッ、ピカッと点滅していることがあります。
それが「滑走路警戒灯」です。
そんな大切な灯火から生まれたソラモンが、『ランガード』です。
滑走路の入口を守る、小さな見張り役

ランガードは、草地や地面の中に体を埋め、ふだんは首だけを出して暮らしています。
左右の目を踏切のように交互に光らせながら、
「ここから先は滑走路だよ!」
と、飛行機や車に警告しているのです。
小さくておだやかな性格ですが、安全を守ることにはとても真剣。
空港の仲間たちからも信頼されているソラモンです。
交互に光る目には、大切な意味がある
ランガードの特徴は、左右の大きな目。
この目は、滑走路警戒灯のように交互に点滅します。
空港では、滑走路はとても危険な場所。
飛行機が離着陸している最中に別の飛行機や車が入り込むと、大事故につながることがあります。
だからこそ、
「これ以上進んではいけない」
「ここは特別な場所なんだ」
ということを、強く目立つ光で警告する必要があるのです。
ランガードは、昼でも夜でも休まず点滅を続けています。
雨の日も、風の日も、霧の日も、空港の入口を見守り続けているのです。
危険を感じると、地面から飛び出す!?
ふだんのランガードは、とてもおとなしいソラモンです。
地面からちょこんと首を出し、のんびり周囲を見ています。
ですが――。
飛行機が無断で滑走路へ入ろうとした時。
ルールを守らず危険な動きをした時。
ランガードは一気に表情を変えます。
まず、目の点滅が速くなり、危険を察知。
そのあと、地面の中に埋まっていた体がせり上がり、足を伸ばして飛び出してきます。
そして飛行機の方を向きながら、
「危ないでしょ!!」
と、大声で止めに来るのです。
小さな体ですが、安全を守ろうとする気持ちはとても強く、どんな大きな飛行機にも立ち向かいます。
空港の安全は、見えない努力でできている
飛行機の安全というと、パイロットや管制官を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが実際には、地上にもたくさんの安全設備があります。
滑走路灯。
標識。
無線。
そして滑走路警戒灯。
ランガードは、そんな「地上で安全を守る存在」を表したソラモンです。
目立たない場所にいても、事故が起きないように働き続ける。
危険を見逃さず、ルールを守るように伝える。
それは、空港にとってとても大切な役目です。
ランガードたちは今日も空港のあちこちで目を光らせながら、飛行機たちが安全に飛べるよう見守っているのです。
ルールを守れば、だいじょうぶ!
ランガードは怒ることがあります。
でも、それは意地悪だからではありません。
「みんなに安全に飛んでほしい」
そんな気持ちで、危険を止めているのです。
もし空港で黄色い警戒灯を見つけたら、ぜひ思い出してみてください。
もしかすると地面の下で、ランガードが静かに見張っているのかもしれません。

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