飛行機の翼の後ろには、細い棒のような部品がたくさん付いています。普段はあまり目立たないため、気づかない人も多いかもしれません。しかし、この小さな部品は飛行機の安全を支える大切な役割を持っています。
そんなスタティック・ディスチャージャーをモチーフにして生まれたソラモンが、今回紹介する『スタチッパ』です。
翼の後ろにひっそり暮らすソラモン『スタチッパ』登場!

スタチッパは体長15cmほどの小さなソラモンです。
シラスウナギのような細長い体を持ち、透き通る青い体の中には電気の流れが見えています。大きな黒い目で空を見つめながら、飛行機の翼や尾翼の後ろにぴったりとくっついて暮らしています。
スタチッパの特徴は、まっすぐ後ろへ伸びた長いしっぽです。
翼と平行になるように体を伸ばし、まるで飛行機の一部になったかのようにじっとしています。その姿は、本物のスタティック・ディスチャージャーそっくりです。
普段はほとんど動きませんが、飛行機の安全を守るためにいつも働いています。
飛行機には静電気がたまる
飛行機は空を飛んでいる間、空気との摩擦によって静電気をためています。
特に雲の中や雪の中を飛ぶと、機体にはたくさんの電気が集まります。
もしその電気を放っておくと、通信機器や電子機器に悪影響を与えることがあります。
そこで活躍するのがスタチッパです。
スタチッパはしっぽの先から少しずつ電気を空へ逃がします。
体の中を青白い光が流れ、しっぽの先で小さな火花が散る姿はとても神秘的です。
飛行機にたまった電気を外へ逃がすことで、飛行機が安全に飛べるよう手助けしているのです。
落雷のあとも大活躍
スタチッパの本当の見せ場は雷の日です。
実は飛行機は、ときどき雷に打たれることがあります。
しかし飛行機は雷に耐えられるように設計されているため、多くの場合は安全に飛び続けることができます。
雷が落ちると電流は機体の表面を流れ、別の場所から外へ抜けていきます。
そのとき、スタチッパたちは電気が安全に流れるよう手助けをしています。
落雷の直後、スタチッパの体はいつも以上に明るい青色に輝きます。
しっぽの先からは細かな光があふれ出し、余分な電気を空へ返していくのです。
小さな体ですが、その働きはとても重要です。
目立たないけれど頼れる存在
スタチッパは派手なソラモンではありません。
速く飛ぶわけでもなく、大きな技を使うわけでもありません。
しかし、飛行機が安心して空を飛ぶためには欠かせない存在です。
普段は翼の後ろで静かに過ごしていますが、飛行機に電気がたまるとすぐに仕事を始めます。
仲間たちと並んで翼の後ろにくっついている姿は、まるで空の安全を見守る小さな守護者のようです。
小さな放電のプロフェッショナル
スタチッパは飛行機にたまる静電気や、雷によって発生した電気を空へ逃がす専門家です。
普段はほとんど注目されることのない存在ですが、その働きによって飛行機は安全な飛行を続けることができます。
もし飛行機に乗る機会があれば、ぜひ翼の後ろを見てみてください。
そこには、静かに空の安全を守るスタチッパたちが並んでいるかもしれません。
小さな体で大きな役目を果たすスタチッパ。
今日も翼の後ろで、空を旅する飛行機たちを支えているのです。

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