島をつなぐアイランダーにあこがれるソラモン『ヒブリー』

空には、大きくて速いソラモンもいれば、小さくて目立たないソラモンもいます。そんな中で、険しい岩山や遠くの離島を行き来しながら、いつか立派な飛行ソラモンになることを夢見ているのが『ヒブリー』です。

ヒブリーは、頭の上に小さな島を乗せた不思議なこどもソラモン。その姿は高い山に暮らすイワヒバリによく似ています。しかし、その胸の奥には特別なあこがれがあります。

それは、島と島を結び、人々の暮らしを支える飛行機「ブリテン・ノーマン BN-2 アイランダー」です。

目次

離島の生活をまもるアイランダーをめざすソラモン『ヒブリー』登場!

ヒブリーは「いわ/ひこう」タイプのこどもソラモンです。

体の大きさはわずか20cm、重さは1.0kg。しかし小さな体ながら、とてもたくましく、強い風が吹く場所でも元気に飛び回ります。

頭の上にはお気に入りの小さな島があります。小さなヤシの木が一本だけ生えたその島は、ヒブリーにとって宝物です。

高い岩の上に立つと、ヒブリーは遠くの島々をじっと見つめます。

「あの島まで飛べるかな」

「その先の島はどんなところだろう」

そんなことを考えながら、毎日飛ぶ練習を続けているのです。

あこがれのBN-2 アイランダー

ヒブリーが最も尊敬しているのは、BN-2 アイランダーという飛行機です。

アイランダーは決して大きな飛行機ではありません。ジェット旅客機のような派手さもありません。

しかし、短い滑走路でも離着陸でき、険しい山岳地帯や遠くの離島へも飛んでいくことができます。

世界中には、大きな空港がない島や、山に囲まれた小さな集落があります。そんな場所でも、アイランダーは人や荷物を運び続けています。

ヒブリーはそんな姿に心からあこがれています。

速さよりも大切なものがある。

大きさよりも大切なものがある。

必要としている人のもとへ飛んでいくことこそ、本当の強さなのだとヒブリーは考えているのです。

岩山で鍛えられる飛行技術

ヒブリーが暮らしているのは、風が強く吹く岩山や離島です。

平らな場所はほとんどありません。

ごつごつした岩場や切り立った崖ばかりです。

そのためヒブリーは、小さい頃から自然と飛行技術を身につけていきます。

岩から岩へ飛び移る「いわばしり」。

風の流れを読む「かぜのよみとり」。

高い岩から飛び立つ「そらのれんしゅう」。

こうした毎日の練習によって、ヒブリーは少しずつ空を飛ぶ力を磨いています。

ときには強風に流されそうになることもあります。

それでもあきらめず、何度でも羽ばたき続けるのです。

島を見つける名人

ヒブリーには特別な才能があります。

それは遠くの島を見つけることです。

高い場所に立つと、わずかに見える陸地をすぐに発見できます。

空気のにおい。

波の反射。

風の流れ。

そうした小さな変化から、どこに島があるのかを感じ取ることができるのです。

仲間たちはそんなヒブリーを頼りにしています。

霧が出た日も。

風が強い日も。

ヒブリーは先頭に立って飛び、仲間たちを安全な場所へ導いてくれます。

いつか島と島を結ぶために

ヒブリーには大きな夢があります。

それは、たくさんの島々を結ぶ立派なソラモンになることです。

今はまだ小さな体ですが、毎日少しずつ経験を積んでいます。

近くの島へ飛ぶ。

さらに遠くの島へ飛ぶ。

知らない景色を見に行く。

そうして世界を広げながら成長しているのです。

頭の上の小さな島も、その夢の象徴なのかもしれません。

いつの日か、たくさんの島々をつなぐ存在になるために。

ヒブリーは今日も空を見上げています。

ヒブリーの魅力

ヒブリーの魅力は、決して派手ではないところです。

大きな力で戦うわけでもありません。

速く飛べるわけでもありません。

しかし、人の役に立ちたいという優しい気持ちを持っています。

遠くの島へ。

険しい山の向こうへ。

誰かが待っている場所へ。

そんな思いを胸に羽ばたくヒブリーは、BN-2 アイランダーの精神を受け継いだソラモンといえるでしょう。

小さな体に大きな夢を抱きながら、今日も風を感じて飛び続けています。

そしていつか、島と島を結ぶ立派なソラモンへと進化する日を夢見ているのです。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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