積乱雲の中で育つあられソラモン『アラレル』

空を見上げると、ときどき雲の中から小さな氷の粒がパラパラと降ってくることがあります。そんな「あられ」をモチーフにしたソラモンが、今回紹介する『アラレル』です。

アラレルは積乱雲の中で生まれ、上昇気流に乗って空を飛び回る元気いっぱいのソラモン。小さな体には、実際のあられのひみつがたくさん詰まっています。

今回は、アラレルの生態と、あられができる仕組みについて紹介していきましょう。

目次

空から降ってくる小さな氷の粒、あられソラモン『アラレル』登場!

アラレルは「こおりつぶソラモン」に分類される小さなソラモンです。

まんまるな体にうさぎのような耳を持ち、体の表面には小さな氷の粒がたくさん付いています。

性格はとても元気で落ち着きがありません。

積乱雲の中をぴょんぴょん飛び回り、強い上昇気流を見つけると大喜びで飛び込んでいきます。

雲の中で仲間たちと遊び回っている姿はまるで空の妖精のようです。

ただし、その姿を見られるのはほんの一瞬。

ほとんどのアラレルは十分に大きく成長する前に地上へ降りてきてしまうからです。

あられはどうやって生まれるの?

アラレルのモデルになった「あられ」は、積乱雲の中で作られる氷の粒です。

積乱雲の中には強い上昇気流があります。

上昇気流によって運ばれた水滴は、気温の低い高い空へ運ばれると凍り、小さな氷の粒になります。

これが「あられ」の始まりです。

アラレルも同じように積乱雲の中で誕生します。

雲の中を漂いながら、冷たい水滴を体につけて少しずつ大きくなっていきます。

しかし、ほとんどのアラレルはまだ小さいうちに地上へ降りてしまいます。

そのため、私たちが見かけるアラレルの多くはまだ子どもの姿なのです。

アラレルが大好きな上昇気流

アラレルが一番好きなのは積乱雲の中の強い上昇気流です。

上昇気流は空気が上へ向かって流れる風のこと。

積乱雲の中では時速100kmを超えるような非常に強い上昇気流が発生することもあります。

アラレルはこの風に乗るのが大好き。

ふわりと持ち上げられるたびに楽しそうに空を跳ね回ります。

実はこの上昇気流こそが、アラレルの運命を大きく変える力でもあります。

強い上昇気流に何度も乗ったアラレルは、体に新しい氷の層が次々と重なっていくのです。

ヒョウガンへの進化

ほとんどのアラレルはそのまま地上へ降りてきます。

しかし、ごく一部のアラレルだけは違います。

非常に強い上昇気流によって何度も空高く持ち上げられ、雲の中を行ったり来たりすることがあります。

そのたびに体の表面へ新しい氷が付着し、少しずつ大きく成長していきます。

まるで雪だるまを転がして大きくするようなイメージです。

そして一定以上の大きさになると、アラレルは進化を迎えます。

進化後の姿が『ヒョウガン』です。

ヒョウガンの体には何重もの氷の層が重なっており、その姿はまるで氷の鎧をまとった戦士のよう。

うさぎの耳もさらに大きく立派になり、アラレルだった頃の面影を残しています。

これは実際の気象現象でいう「雹(ひょう)」にあたります。

つまりヒョウガンは、大きく成長したアラレルの姿なのです。

空からのメッセージ

アラレルは小さくてかわいらしいソラモンですが、その体には積乱雲の力が秘められています。

空からパラパラとあられが降ってきたときは、アラレルたちが地上へ遊びに来たのかもしれません。

そして、その中には将来ヒョウガンへ進化する特別なアラレルもいるでしょう。

積乱雲は激しい雨や雷をもたらすことがありますが、その雲の中では今日もアラレルたちが元気いっぱいに飛び回っています。

空を見上げたら、ぜひアラレルのことを思い出してみてください。

小さな氷の粒の中に、壮大な空のドラマが隠れているのです。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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