雨のはじまりを知らせるソラモン『アメミン』

空を見上げてもまだ青空。でも、どこかで雨が降り始めているかもしれない。

そんな小さな変化を誰よりも早く見つけるソラモンがいます。その名は『アメミン』。

どんぐり帽子をかぶった小さな体で、雨のしずくをじっと待ちながら暮らしている「あめしらせソラモン」です。

今回は、雨のはじまりを知らせるかわいいソラモン『アメミン』をご紹介します。

目次

空を見張る感雨器ソラモン『アメミン』

アメミンは高さ20cmほどの小さなソラモンです。

ぷるんとした雨粒のような体と、感雨器をモチーフにしたどんぐり帽子が特徴です。

帽子のてっぺんには鳥よけをイメージしたとんがりがあり、その周りには雨を感じるための感雨センサーがついています。

普段はいつも眠そうな顔をしています。

しかし、頭に雨粒が当たった瞬間――

「ピコッ!」

という音とともに目をぱっちり開き、ほっぺが青く光ります。

その姿はまるで、「雨が来たよ!」と仲間たちに知らせているようです。

雨のしずくを見つける名人

アメミンの最大の特技は、ほんのわずかな雨粒にも気づくことです。

人がまだ気づかないような弱い雨でも、アメミンはすぐに反応します。

空港や気象観測所では、たくさんのアメミンたちが空を見上げながら待機しているといわれています。

そして最初の一粒が落ちてくると、

「ピコッ!」

「ピコッ!」

「ピコッ!」

と順番に光り始めます。

遠くから見ると、まるで滑走路灯火が点灯しているような美しい光景になるそうです。

アメミンたちは雨量を測ることはできません。

でも、「雨が降り始めた」という大切な情報を誰よりも早く知らせることができます。

とくいわざ『あめピコサイン』

アメミンのとくいわざは『あめピコサイン』です。

雨粒を感じると、ほっぺをピコピコ光らせて周囲に知らせます。

この光は遠くまで届き、近くにいるソラモンたちにも伝わります。

アメハカリが雨量を測る準備をしたり、ゼンセンが近づいてくることを仲間に知らせたりするときにも活躍します。

大雨の日には、たくさんのアメミンが一斉に光るため、まるで青いイルミネーションのようになるともいわれています。

とてもまじめだけど少し早とちり

アメミンはとてもまじめな性格です。

空気の湿り気や風の変化を感じ取り、雨の気配を探しています。

しかし、敏感すぎるところが玉にキズ。

朝露がついただけなのに、

「ピコッ!」

と反応してしまったり、

鳥のフンが帽子に落ちてきただけなのに、

「雨だー!」

と思い込んで光ってしまったりすることがあります。

そのため仲間たちからは、

「アメミンが光ったら半分信じよう」

なんて言われることもあるそうです。

それでも誰よりも早く変化に気づこうとする姿は、多くのソラモンたちから信頼されています。

感雨器に宿った小さな見張り番

アメミンのモデルになったのは「感雨器」という装置です。

感雨器は、雨が降り始めたことを検知するための機械で、気象観測施設や空港などで利用されています。

雨を感知すると、自動観測装置の切り替えや設備の制御などが行われます。

目立たない装置ですが、観測の世界ではとても大切な存在です。

アメミンは、そんな感雨器の「いちばん最初に雨を見つける力」が形になったソラモンなのです。

おわりに

空の変化は、いつも大きな雲や激しい雨から始まるわけではありません。

最初はたった一粒の雨から始まります。

アメミンは、その一粒を誰よりも早く見つける小さな見張り番です。

今日どこかで雨が降り始めたとき、もしかしたらアメミンが帽子を揺らしながら、

「ピコッ!」

と光っているかもしれません。

雨のはじまりを知らせるソラモン『アメミン』。

小さな体で空の変化を見守る、頼もしいソラモンなのでした。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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