空の生き物には、さまざまな飛び方があります。
高く舞い上がる鳥、すばやく羽ばたく鳥、風に乗って滑空する鳥。
そんな中で、ひときわ変わった飛び方をするソラモンがいます。
それが、ミサゴとV-22オスプレイをモチーフにしたソラモン『オスプリン』です。
オスプリンは、ヘリコプターのように空中で止まることも、飛行機のように速く飛ぶこともできる、ちょっと欲張りなソラモンなのです。
変形する翼のソラモン『オスプリン』登場!

オスプリンは、川や湖、海辺などの水辺に住んでいるソラモンです。
白い顔と鋭い目を持ち、見た目はミサゴによく似ています。
しかし両翼の先には、大きなプロペラが付いています。
このプロペラこそがオスプリン最大の特徴です。
普段は翼の横でゆっくり回っていますが、飛び方に合わせて向きを変えることができます。
のんびりしているように見えて、空の仕組みを上手に利用して飛ぶ賢いソラモンです。
ヘリコプターみたいに飛ぶひみつ
魚を探すとき、オスプリンは水面の上でピタッと止まります。
これは翼の先のプロペラを上向きにしているからです。
プロペラが真上から空気を押し下げることで、ヘリコプターと同じように浮き続けることができます。
空中で止まったまま下を見られるので、水の中を泳ぐ魚を探すのがとても得意です。
ほかの鳥たちからは、
「どうしてそんなところで止まっていられるの?」
と不思議がられることもあります。
オスプリンは得意そうな顔で、
「コツがあるんだよ!」
と言っているかもしれません。
飛行機みたいに飛ぶひみつ
遠くへ移動するときは、プロペラを前向きにします。
すると今度は飛行機のような飛び方に変わります。
前へ進む力が強くなり、風を切ってぐんぐん飛べるようになるのです。
これなら遠くの海や川まであっという間。
魚が少なくなった場所から別の場所へ移動することも簡単です。
空中停止と高速飛行。
まったく違う二つの飛び方を使い分けられるのが、オスプリン最大の魅力です。
モチーフになったV-22オスプレイ
オスプリンのモデルになったV-22オスプレイは、実際に存在する航空機です。
アメリカで開発されたティルトローター機という種類で、翼の先にある大きなローターの向きを変えることができます。
上向きにするとヘリコプターのように離着陸でき、前向きにすると飛行機のように高速で飛べます。
この仕組みによって、ヘリコプターと飛行機の長所をあわせ持った珍しい航空機になっています。
オスプリンは、そのユニークな特徴をわかりやすく生き物として表現したソラモンなのです。
ミサゴとの共通点
オスプリンには、もう一つのモチーフがあります。
それが鳥のミサゴです。ミサゴは英名でオスプレイといいます。
ミサゴは魚を食べる猛禽類で、水辺の上を飛びながら魚を探します。
見つけると急降下して、鋭い爪で魚を捕まえます。
オスプリンの足がしっかりしたミサゴの足になっているのも、そのためです。
魚をつかむ力はとても強く、水面すれすれでも上手に獲物を捕まえられます。
空を飛ぶ姿はV-22オスプレイ。
魚を狙う姿はミサゴ。
二つの特徴が合わさって、オスプリンというソラモンが生まれました。
空を自由に飛び分けるソラモン
空中で止まることもできる。
遠くまで速く飛ぶこともできる。
そんな特別な能力を持つオスプリンは、まさに空の万能選手です。
今日もどこかの川や海辺で、プロペラをくるりと回しながら魚を探していることでしょう。
もし空の上で、鳥なのにヘリコプターみたいに止まっている不思議な影を見つけたら、それはオスプリンかもしれません。
そのときはぜひ、「がんばれ、オスプリン!」と応援してあげてください。

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