大気とは、酸素などの地球を取り巻く気体が存在する範囲のことを言います。
大気圏から宇宙空間に出ていくにしたがって真空に近づき、気体がなくなっていきます。
ここでは大気を構成する4つの層を紹介します。
大気を構成する4つの層
大気は宇宙に近いところから、熱圏→中間圏→成層圏→対流圏に分類されます。

① 熱圏(ねっけん/thermosphere)
熱圏は、中間圏の上から続き、およそ80 km以上〜数百 kmまでの大気の層です。
太陽からの強い紫外線やX線が吸収されるため、ここでは気温が驚くほど高くなっていくと言われます(2,000℃)が、実際には空気が極端に薄いので「熱い」実感はほとんどありません。
人工衛星や宇宙ステーションが飛んでいるのはこの層の上あたりで、また、太陽のエネルギーが空気中を走るイオンや電子に影響を与えて「オーロラ」が見られるのも、主に熱圏付近の世界です。
気温は、上層で高く、下層で低くなります。
② 中間圏(ちゅうかんけん/mesosphere)
中間圏は、成層圏の上、およそ50~80 kmまでの層です。
この層に入ると、再び高さが上がるごとに気温がどんどん下がり、中間圏の上層ではマイナス80℃前後まで冷え込むことが知られています。
中間圏の上層では、宇宙空間から飛んでくる流星が空気と摩擦で熱を持ち、発光して「流れ星」になります。また、夜空に淡い青い光が広がる「夜光雲」が見られることもあります。
③ 成層圏(せいそうけん/stratosphere)
成層圏は、対流圏の上、地上からおよそ11~50 kmまでの層です。
対流圏ほど空気の上下動きは激しくなく、大気が「成層」しているので、ここは飛行機の航路や高気圧の世界として知られています。
成層圏には「オゾン層」があり、太陽からの有害な紫外線を強く吸収する重要な役割を果たしています。この層では、高さが上がるほど気温が上がる点も大きな特徴です。
④ 対流圏
対流圏は、私たちが暮らしている地上からおよそ0~11 kmくらいまでの一番下の層です。
この層では、空気が上に上がったり下に下がったりする「対流」がとても活発で、雲ができたり雨が降ったりするなど、台風や雷、雪など、目に見えるあらゆる天気現象がここで起こります。
気温は、高さが上がるごとに一定の割合(100 m上がるごとに約0.65℃)で下がっていくのが特徴です。

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