ハトは水をストローみたいに飲む?身近な鳥のびっくり習性

公園や駅前でよく見かけるハト。人に慣れた姿から「のんびりした鳥」という印象があるかもしれません。でも、ハトの仲間には、鳥の中でもめずらしい水の飲み方や、親鳥がつくる「ミルク」でヒナを育てる習性があります。

鳥検定の対策にもなる、ハトの意外な暮らしをのぞいてみましょう。

目次

世界には約350種。大きさも暮らしもさまざま

ハトの仲間は、北極圏や南極を除く世界の広い地域に分布し、資料では約350種と紹介されています。

日本で記録されているのは12種。街でおなじみのカワラバト(ドバト)やキジバトのほか、森に暮らすアオバトなどもいます。大きさもさまざまで、全長約70cmになるオウギバトのような大型種から、小さな種までいます。

多くのハトは植物の種や果実を食べます。種を割ったり消化したりするのに役立つ、発達した筋胃を持っています。

ハトは水を「吸って」飲む

鳥が水を飲むとき、くちばしに水を含んでから頭を上げ、飲み込む姿をよく見かけます。ハトは少し違います。くちばしを水につけたまま、連続して水を吸い上げることができます。

ストローで飲むようなこの方法は、鳥の中ではめずらしいもの。ハトを見かけたら、水飲み場で飲み方を観察してみてください。

ハトの親は「ピジョンミルク」をつくる

ハトの子育てもユニークです。親鳥は、そのうの内側から栄養のある分泌物を出し、ヒナに与えます。これが「ピジョンミルク」です。

哺乳類の乳とは別のもので、ハトのオスとメスの両方がつくります。ヒナは親からこの特別な食べ物をもらって育ちます。

アオバトは海水を飲みに来る

森で暮らすアオバトが、海岸まで飛んできて海水を飲むことがあります。山の森から海岸まで、かなりの距離を移動することもあるそうです。

なぜ海水を飲むのかは、まだはっきり分かっていません。木の実を多く食べるため、ミネラルを補っているのではないかという説がありますが、確かな理由は研究が続いています。海岸で波打ち際に集まるアオバトは、観察の見どころのひとつです。

ドバトは人と暮らしてきたハト

街で見かけるドバトは、カワラバトを人が飼いならして改良した鳥に由来します。食用や通信、レース、観賞など、さまざまな目的で人と暮らしてきました。

日本では、飼われていたハトが野外で暮らすようになり、街でも見られるようになりました。建物や駅など、人の生活圏に適応してきた姿も、ハトの歴史を知る手がかりです。

鳥検定ミニクイズ

Q1. ハトのヒナに与える「ピジョンミルク」は、どこでつくられる?
Q2. ハトは水を飲むとき、くちばしを水につけたまま吸い上げられる。○か×か?
Q3. 海水を飲みに海岸へ来ることで知られるハトは?

答え: 1. そのうの内側 2. ○ 3. アオバト

ハトは、ただ街にいる身近な鳥というだけではありません。水を吸う飲み方、親鳥がつくるピジョンミルク、海水を飲みに来るアオバトなど、知るほど不思議な習性が見えてきます。次にハトを見かけたら、どんな食べ物を探しているか、水をどう飲むかにも注目してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

図書館でブログを書くとある会社の社長。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次