晴れた空にひそむいたずらソラモン『エアポケ』

空は青く晴れていて、雲も少なく、とてもおだやかに見える。そんな日に飛行機がすいすい飛んでいると、急にガタガタッとゆれることがあります。
雨雲も雷雲も見えないのに、どうして空がゆれるのでしょうか。

その見えない空のゆらぎをモチーフにしたソラモンが、今回紹介するエアポケです。

エアポケは、晴天乱気流をモチーフにしたネコ型のソラモン。白いふわふわの体に、緑色の風の模様をまとっています。目は細い切れ目のように閉じていて、いつも余裕たっぷり。空の流れを感じながら、すばしっこく風の中をかけぬけます。

目次

見えない乱気流の正体!?ソラモン『エアポケ』登場!

エアポケは、せいてんらんきりゅうソラモンです。
タイプはかぜ

名前の由来は「エアポケット」。飛行機が急にふわっと落ちるように感じたり、ガタガタとゆれたりするイメージから生まれました。

性格はとても気まぐれ。
いたずら好きで無邪気。
すばしっこくて、高い空ほど元気になります。

つかまえようとすると、するっと風にまぎれて逃げてしまいます。ネコのように自由で、風のようにつかみどころがありません。

エアポケは悪いソラモンではありません。飛行機をこわそうとしているわけでも、人をおどろかせたいだけでもありません。ただ、空の中にある見えない流れを自由に走り回っているうちに、近くを通った飛行機をゆらしてしまうのです。

晴天乱気流とは?

晴天乱気流は、英語でClear Air Turbulenceといいます。略してCATです。
CATという言葉が「ネコ」を意味するcatと同じ音なので、エアポケはネコの姿になりました。

晴天乱気流は、雲がない晴れた空でも起こる乱気流です。
空気はいつも同じ速さ、同じ向きに流れているわけではありません。高い空では、速い風と遅い風がとなり合ったり、上に向かう空気と下に向かう空気が入りまじったりします。

その境目を飛行機が通ると、急にゆれを感じることがあります。
見た目には青空でも、空気の中には目に見えない波や段差のようなものがあるのです。

エアポケは、その見えない空の波を走るソラモン。しっぽをひょいっと動かすと、周りの空気がくるくると渦を巻きます。その渦に飛行機が入ると、機体がゆさゆさとゆれてしまいます。

エアポケの得意わざ

エアポケの得意わざは、まずエアゆらし
見えない風の波を起こして、相手をふわっとゆらします。大きな攻撃ではありませんが、急に足元がなくなるような不思議な感覚になります。

次にかぜしっぽ
長いしっぽを風のリボンのようにしならせて、空気の流れを変えるわざです。エアポケのしっぽが通ったあとには、白くうすい風のすじが残ります。

そしてスカイステップ
空の上に見えない足場があるかのように、ぴょんぴょんと方向を変えるわざです。追いかけてもすぐにかわされてしまうので、なかなかつかまえられません。

見えないからこわい、でも知るとおもしろい

晴天乱気流は、雲のようにはっきり見えるものではありません。だからこそ、空を飛ぶ人たちにとっては注意が必要です。青空だからといって、空気がいつも静かとは限らないのです。

でも、しくみを知ると、空がただのからっぽの場所ではないことがわかります。空の中には速い風、遅い風、上がる空気、下がる空気、いろいろな流れがあります。

エアポケは、そんな見えない空の動きを教えてくれるソラモンです。

晴れた空を見上げたとき、そこには雲も雨もないかもしれません。けれど高い空のどこかでは、エアポケが目を細めながら、風の流れに乗ってすいすい走っているかもしれません。

飛行機が少しだけゆれたときは、もしかするとエアポケが近くを通りすぎた合図なのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

図書館で勝手に仕事をしている小さな会社のドケチ社長。口癖は「コーヒーの一滴は血の一滴」

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